メルカリやヤフオク!において、出品中の商品が購入されたら速やかに発送を行わなければなりませんが……
「売れたのは嬉しいけど、梱包作業が面倒!」と思っている方も多いはず。実際に私も「梱包、面倒だなあ……」と思う瞬間もあります。
そんな方は「3層品のプチプチロール」を1本購入しておくと、梱包作業がスムーズに行えるかもしれません。
実際に私も「3層品のプチプチロール」を使っていますが、それほど手間を掛けずにシンプルに梱包できるようになったことで、梱包作業のストレスも少なくなり、結果的に時短&節約にも繋がっています。
そもそも3層品のプチプチロールとは?/裏表・向きが関係ない「強度のあるプチプチ」です
まずは「3層品のプチプチ」がどういうものかを確認しておきましょう。
おそらく「プチプチ」という言葉を聞いてほとんどの方がイメージするのは、一般的な「2層品」のプチプチだと思います。
▲左側が「2層品のプチプチ」で、右側が「3層品のプチプチ」です。
この画像だけではわかりにくいので、一つずつ詳しく見てみましょう。
2層品のプチプチは、1枚のシートに空気の入った粒がたくさん並んでいるのが特徴です。
粒の形は「ドーム型」や「円柱型」が一般的ですが、ハート型のように変わった形のものもあります。
それに対して3層品のプチプチは、2層品のプチプチにさらにシートが1層追加されているプチプチです。
▲透明な2層品のプチプチの上に、緑色のシートが1層追加されていますね。
この3層品プチプチは、2層品のものと比べて単純に強度が増しています。そのため、より重量のある物の梱包が可能で、繰り返しの使用にも適しています。裏表や向きを気にする必要がないこともメリットですね。
ちなみに、プチプチの製造メーカーとして有名な「川上産業株式会社」の商品でいえば、商品の銘柄の最後に「L」が付いているものが3層品のプチプチです。
そしてプチプチの「ロール」とは、下の画像のような状態のものを指します。大量のプチプチのシートが巻き取られて円柱型になっているもので、現在使っているものは「バイオプチ(V-d37LG)」という幅600mm×長さ42mのプチプチです。薄い緑色(若草色)が鮮やかで綺麗で、強度も高いため気に入ってます。半分ほど使い切った印象ですが、まだまだ残っています。
▲私がAmazonで購入したときは1500円くらいだったんですが、いつの間にか値上がりしてますね……
▲こちらは静電防止機能付きのプチプチ。冬でも静電気で貼りつきにくくて便利です。
これら以外にも、AmazonやYahoo!ショッピングなどのネット通販サイトでは様々なプチプチがロールで販売されています。
▲動画内10:35からがわかりやすく、プチプチシートがロール状に巻かれていく過程が見られます。
ロール状にすることで輸送もしやすく、そのまま販売することも可能なため、ホームセンターでもロールで販売されていることが多いです。
ただし、少量のプチプチを使う際にロール状態のままでは使いづらいため、使いやすいサイズ・量に加工されたものが100円ショップなどで販売されています。
ちなみに……「プチプチ」は川上産業株式会社の登録商標です
余談ですが、先ほど画像で見たものを「プチプチ」と何気なく呼んでいますが、一般的な名称は「気泡緩衝材(きほうかんしょうざい)」といい、「プチプチ」は登録商標ということはご存じでしょうか?
気泡緩衝材を製造している主なメーカーといえば、「川上産業株式会社」や「酒井化学工業株式会社」などが挙げられますが、川上産業株式会社では「プチプチ」「エアピロン」、酒井化学工業株式会社では「ミナパック」「エアーキャップ」などが登録商標で、同じ気泡緩衝材でも製造メーカーによって商品名が異なります。
そのため「気泡緩衝材」と呼ぶのが正しいのですが、Amazonで「プチプチ」と検索すると、プチプチもミナパックも結果に表示されます。もはや「プチプチ」の名前のほうが世間にも浸透していますね。
そういえばメルカリ・ヤフオク!関係で言うと、梱包に使う「セロテープ(ニチバン株式会社)」や、配送方法の「宅急便(ヤマトホールディングス株式会社)」なども商標登録ですね。豆知識として覚えておくと、どこかで役に立つ……かもしれません。
3層品のプチプチロールを使用するメリットは?
3層品のプチプチロールを使うメリットがいくつか存在します。
- 2層品よりも高い強度で商品を守れる
- わざわざOPP袋に入れる手間が省ける
- 梱包するたびにプチプチの裏表・向きで悩む必要がなくなる
- プチプチの残量を気にせず、使いたい時に好きなサイズ・形に切り取って使える
- 寒さ対策として窓やサッシに使用して断熱効果が得られる
2層品よりも高い強度で商品を守れる
2層品よりも3層品のプチプチでは、より高い強度で荷物を保護することができます。
実際に触ってみると、一つひとつの粒が2つの層で挟まれているためか、3層品のプチプチは硬くて破けにくい印象でした。
「正直、1層増えたくらいでは強度もそれほど変わらないのでは?」と私も最初は思っていましたが、商品に一回り巻いただけでも強度の違いを体感できました。
私がご紹介している記事の中では「ゲーム機本体の梱包方法」や「テレビの梱包方法」などで、3層品のプチプチを使って梱包しています。
https://auction-monohertz.com/packing-game-console
https://auction-monohertz.com/packing-tv
わざわざOPP袋に入れる手間が省ける
メルカリで商品を購入し始めてから気がついたのですが、商品をOPP袋(透明な袋)に入れてから2層品のプチプチで包む出品者の方が意外と多いようです。
見栄えが良く、商品もしっかりと梱包できて好印象ですよね。
理想的な梱包方法ではありますが、商品を大量に出品して売れる商品も増えてくると、商品一つひとつをOPP袋で梱包する手間が掛かります。
私も「2層品プチプチ+OPP袋」で梱包することがありますが、商品を1つ梱包するのに意外と時間が掛かるんですよね。わざわざ商品梱包をするために時間を作るのも面倒ですし、できれば隙間時間などにササッと梱包・発送作業を済ませるようにしたいですよね。
そんな時に3層品のプチプチがあると、手間なくしっかりと梱包を済ませることができます!
というのも、「2層品プチプチ+OPP袋」で梱包するのであれば「2層品プチプチ+追加1層分シート」の3層品プチプチで梱包しても、ほとんど変わらないからです。
実際に3層品のプチプチで何度も梱包をしていますが、「2層品プチプチ+OPP袋」と同じように、水濡れや衝撃による破損から商品を守ることができます。
OPP袋に入れない分、隙間から水が入らないように工夫してテープを貼る必要があるものの、3層品プチプチで梱包し始めてから「OPP袋を別途購入すること」や「OPP袋に入れる手間」が激減しました。
3層品のプチプチロールは価格が少々高めなところがデメリットですが、商品によって梱包方法を大きく変更する必要もなくなるため、結果的に梱包作業時の時短&節約に繋がっています。
梱包するたびにプチプチの裏表・向きで悩む必要がなくなる
2層品プチプチを使う際に発生するのが「粒がある面が表?裏?」という問題です。
商品を梱包する際に「プチプチの粒は外側に向けたほうが正しいのか、内側に向けたほうが正しいのか」で悩んだ方も多いのではないでしょうか?
私も未だにどちらが最適か悩んでいますが、そもそも3層品プチプチは表裏や外側内側に関係なく使用することができます。
つまり、どちらが表か裏かを確認する必要もなくなるため、梱包作業の流れをスムーズにしつつ、しっかりと商品の保護もできます。
プチプチの残量を気にせず、使いたい時に好きなサイズ・形に切り取って使える
これはプチプチをロールで購入するメリットになりますが、いつでも好きな大きさ・好きな形に切って使えます。
「いつかメルカリの梱包で利用しよう」とプチプチをためる必要もなくなりますし、「ちょうど良い大きさのプチプチがない!」とストレスをためる必要もなくなります。
つまり、いつでも使いたい時に使えるようにしておくだけでも、気が楽になって梱包作業もしやすくなります。
また、プチプチの残量(ストック)を見た目で判断できるのもメリットで、ロールを購入するタイミングを調整しやすくなります。
寒さ対策として窓やサッシに使用して断熱効果が得られる
川上産業株式会社や酒井化学工業株式会社の気泡緩衝材の使い方の一例にもあるように、プチプチを窓やサッシの断熱材として利用する人が意外と多い印象です。
AmazonやYahoo!ショッピングなどの通販サイトでも、断熱効果を期待して購入した方を見かけます。実際に私も冬の時期には部屋の窓に使っていますが、なんとなく暖かくなっている気がします。
プチプチロールが1本あると、メルカリやヤフオク!とは関係ないところでも活躍してくれます。
3層品のプチプチロールを使用するデメリットは?
基本的には良いところばかりな3層品プチプチロールですが、価格や管理の面で気になる点もいくつかあります。
- 3層品プチプチロールは2層品のものよりも価格が高くなる
- ロールのサイズが大きくなるほど、保管する場所に困る
3層品プチプチロールは2層品のものよりも価格が高くなる
3層品プチプチは「2層品プチプチ+シート1層」でできているため、2層品プチプチよりも価格が高くなります。
加えて、ロール単位で販売されているプチプチは、大きさ・長さに比例して価格も高くなります。
「価格が高いなら、まったく節約にならないのでは?」と思ってしまいますが、2層品よりも3層品のほうが明らかに丈夫で、小さく分割されて販売されているプチプチをその都度買うよりは、ロールの状態で買っておいたほうが長い目で見れば安上がりになります。
ロールの標準的なサイズは幅1200mm×長さ42mになりますが、それよりも幅が小さい・長さが短い手頃なロールも販売されているため、用途や頻度によって好きなものを選べます。
ロールのサイズが大きくなるほど、保管する場所に困る
前に述べたように、プチプチロールの標準的なサイズは幅1200mm×長さ42mです。
このロールをネット通販サイトの画像だけで判断すると小さく思えますが、実際にはかなり大きく存在感があります。
私が初めて購入したプチプチロールもこのサイズで、宅配業者から受け取る時に想像よりも大きくてビックリした覚えがあります。部屋もそれほど広くなく、その時はプチプチロールの置き場所に悩み、ハッキリ言って邪魔になっていました。
商品の梱包に少しずつ使用していくことで徐々に小さくなっていきましたが、出品頻度が低く少量を使いたいだけの方にはロールの購入はデメリットになります。
大量に梱包する商品があるという方は早く使い切れると思いますが、そこまで出品頻度が高くない私の場合は、すべて使い切るまでに2年は掛かりました。
それ以降は幅が半分になったロールを購入するようにしましたが、ロールの幅や長さが短くなったものを選ぶと、保管する場所も多少は選びやすくなるかもしれません。
3層品プチプチのロールが1本あるだけで、メルカリ・ヤフオク!商品の梱包がはかどります
正直に言うと、プチプチの種類を2層品から3層品に変えたくらいで、そこまで劇的な効果があるとは思っていませんでした。
実際に梱包作業をしていても、たしかに作業量は少し減って時短になりましたが、作業の流れ自体は変わっていません。
ただし、精神的な負担に関しては、かなり減ったような気がします。
梱包作業に対するストレスがかなり軽減されて、梱包への苦手意識が薄れた気がしました。梱包を褒めてもらうことも増えて、メルカリ・ヤフオク!に出品するハードルも下がって、やる気の維持にも繋がっています。
メルカリ・ヤフオク!では何かとストレスが付き物ですが、3層品のプチプチロールが1本あるだけでも精神的な負担が減らせるかもしれません。
最後に「Amazon Prime会員(月額500円)」に登録しておくと、大きなプチプチロールも送料無料で届けてくれます。お得にショッピングができるPrime会員限定セールなどにも参加できます。ちなみに私は年間プラン(4900円)で契約して、Prime VideoやAmazon music PRIMEなどで楽しんでいます。