終了直前に次々と入札されて、気がついたら高値で落札されていた。
この短時間でどうして?と思ってしまうほどの入札件数と価格の更新。
突然のことで、初めて経験したときはえらく驚きました。
オークションに出品したことがある方は、一度は経験していると思います。
必ずとは限りませんが、人気の商品ほど終了間際になると入札件数が増え、価格も上がっていきます。
入札なら前もってでも出来るのに、なぜ終了直前に入札が増えるのでしょうか?
今回は、なぜオークション終了直前になると入札が増えるのだろうか?ということを、ゆるっと考察していきます。
それはやっぱり、熱中してしまうから
オークションは熱中しやすいのではないかと思っています。
私も、どうしても欲しい商品に入札をするのですが、他の入札者もなかなか諦めず凄い価格になっていたことがあります。
落札相場が5000円くらいのものに10000円の入札をしたことがありますが、それでも落札できませんでした。
熱くなってしまう理由って
- 入札したのに、相手のほうが高い値段で入札してきて悔しい
- 勝負に負けた気がする
- あとちょっとで、相手より高い金額で入札できるかもしれない
と他にも理由はあるでしょうが、いずれの場合も「勝負・競争」が関係しています。
勝負や競争になると、一所懸命に頑張ってしまうのです。
スポーツでもそうですが、たとえやる気がなく臨んだとしても、負けたという感覚は辛いものです。他人に負けるのって悔しいですからね。
負けたくないから、一所懸命に頑張る。目の前の相手に勝てるように、集中する。
オークションも同じで、目の前のものに集中してしまい、周りが見えなくなってしまう。
もちろん、同じことが相手にも起きているのでしょう。
入札が激しくなっているオークションを端から眺めていて「こっちにもっと安いものがあるのになあ」と思うことがよくあります。
私もそうですが、負けず嫌いの方は熱中しやすいので要注意ですね!
では、さらに考えていきましょう。
どうして熱中してしまうのでしょうか?
諦める金額を設定をしていないから
ここでやめる選択肢もあるけど、今までの苦労があるから次こそは・・・。
オークションは、そこまでギャンブル性の強いものではないはずですが、
「掛けた時間に見合う結果を出したい」
「次は大丈夫かもしれない」
と、考えがちになります。
入札を諦める金額をはじめのうちに決めておかないと、いつまでも入札を続けてしまいます。
ここで、しっかりとした金額設定をしていれば、次々に入札することもなくなるはずです。
4000円でダメなら、やめる!諦める!という強い気持ちが必要です。
オークションは「競り」ですが・・・
オークションが競りであるという性質上、勝負ごとになりやすいですが、「商品の入手」よりも「競り勝つ」ことが目的になっていたら、ちょっと落ち着いて考えてみましょう。
「本当に今すぐ必要なものだろうか?」
「すぐに使うだろうか?」
「この値段で買うべきだろうか?」
こんなことを考えながら、元々の目的を思い出してみましょう。諦めることが出来るようになります。
ここまでなら出せるという金額を設定して、安く落札できなければ諦める。
落札できないのは悔しいですが、入札競争から抜け出せて良かったな、と思うようにしましょう。
目的が変わってきている時こそ、冷静になって考えてみましょう。