ヤフオク!では、膨大な数の商品が出品されています。
全てに目を通すことは難しいので、「カテゴリ検索」や「キーワード検索」を上手に使うこと。これで、お目当ての商品を探すことが出来ます。
http://auction-monohertz.com/how-to-search
ただ、探し当てて満足してはいけません。ネットオークションで欲しい商品があるならば、「入札」をしなければなりません。
そもそも「入札」とは?
「入札」とは、商品の購入を宣言すること。この商品を購入したい!という「意思表示」ですね。そして、ネットオークションで入札する際には、「金額」も提示する必要があります。では、どうして「意思表示」と「金額」の両方を提示する必要があるのでしょうか?
それは、オークションでは公平性を保つ必要があるからです。
「意思表示」も「金額」も、片方だけでは際限なく提示が可能です。
「その商品、是非とも譲ってくれ!お金は払わないけど。」
「1000万円くらいでどうかな?買うつもりないけど。」
と、このような人が100人、1000人といたら、出品者は困り果ててしまいます。
そこで、多くの「購入意思」の中から「最も良い条件(金額)」を提示した人に、「商品購入の権利」を与えてはどうか?というのが、オークションの特徴でもあり、公平でわかりやすい、納得できる決め方ですね。
それでは次は、そんな「入札」の方法について見ていきましょう!
ヤフオク!での入札の流れ
まず、ヤフオク!で入札する際の流れとしては、
- 欲しい商品を探し、入札ボタンをクリックする(意思表示)
- 最高入札額(条件)を入力する
- 入力した金額が他の入札者より高ければ最高額入札者になる
といったものです。たったの3ステップで、かんたんに入札が出来てしまいます。
一つひとつ、詳しく確認していきましょう。
1.欲しい商品を探し、入札ボタンをクリックする
まずは、欲しい商品を探します。そして、入札前に商品説明を確認し、問題がなければ入札をしましょう。
入札をするには、商品ページ右側にある「入札ボタン」をクリックします。
2.最高入札額を入力する
最高入札額の入力ができる画面が出てきます。予算と照らしあわせて、自分がここまでなら出せるという額を入力して、確認ボタンをクリックしましょう。
すると、移動したページで最終確認があります。商品の情報やガイドラインなどを確認し、問題なければページ下部の「ガイドラインに同意して、入札する」をクリックしましょう。
3.入力した金額が他の入札者より高ければ最高額入札者になる
自分の入札した金額が他の入札者より高ければ、下の画像のようなページが表示されます。これであなたは、現時点での最高額入札者になります。
自分の入札した金額が、他の入札者の自動入札額より低いこともあります。その場合は、改めて入札を行うことになります。
以降は入札を繰り返し、他の入札者よりも入札額を上回ることが出来れば、最高額入札者となります。
そのまま時間が経ち、オークションが終了した時点で最高額入札者になっていれば・・・、おめでとうございます!あなたが商品を落札したということになります!
自動入札について
ところで、「自動入札」という言葉が3のところで出てきました。
「自動入札」とは、他の入札者と競って自動的に再入札をしてくれる機能です。特別な設定などは不要です。
2の最高入札額の入力時に、自分が「ここまでなら出せる」という予算額を入力します。するとその金額が、開始価格や現在価格に関係なく「自動入札の最高金額」として設定されます。設定された最高入札額は、非公開となります。そのため、他の入札者からはわかりません。逆もしかりで、あなたも他の入札者の最高入札額はわかりません。
もし、自動入札設定中に自分以外の入札があった場合、自動入札の最高金額内であれば入札単位ずつ再入札を自動で行ってくれます。
入札単位は、
現在の価格 | 入札単位 |
1円~1000円未満 | 10円 |
1000円~5000円未満 | 100円 |
5000円~1万円未満 | 250円 |
1万円~5万円未満 | 500円 |
5万円~ | 1000円 |
と変化していきます。
たとえば、自動入札はこんな感じです
言葉だけでは、なかなかイメージしづらいと思います。例を出しますので、見てみましょう。
ある商品があります。現在価格は「800円」です。
あなたが800円で入札をすると・・・、
- 現在価格:800円
- 最高額入札者:あなた
となり、現時点での最高額入札者となります。
この時点で、他の入札者から入札があった場合、あなたは最高額入札者ではなくなります。購入のためには、あなたは再入札をする必要があります。
ただ、最高入札者が変わるたびに再入札をするのは、非常に面倒ですよね?その手間を省いてくれるのが「自動入札」という仕組みです。
800円の商品に900円で入札すると…
では、先ほどの800円の商品に「900円」で入札するとしましょう。すると・・・
- 現在価格:800円
- 最高額入札者:あなた
となり、あなたが現時点での最高額入札者となります。そして、この時点で「自動入札」が設定されました。ただ、見かけ上は現在価格は「800円」として入札されています。
ここで、新たな入札者Aが来て「810円」で入札をしました。
しかし、あなたは既に「900円」で入札しています。そのため、自動入札の機能が働いて、自動的に「810円+入札単位」で再入札をしてくれます。
- 現在価格:820円
- 最高額入札者:あなた
結果、価格は820円になり、最高額入札者はあなたのままです。
他の入札者の「自動入札」が設定されている場合は?
ここで、新たに入札者Bから入札がありました。その結果…
- 現在価格:910円
- 最高額入札者:入札者B
となり、現在価格が「910円」となり最高額入札者はBになりました。
はじめにあなたは「900円」という価格で入札をしていました。しかし、入札者Bがその価格を上回る入札をしました。この時点で、あなたの自動入札の機能はなくなり、最高額入札者でもなくなりました。
そこで、商品が欲しいあなたは「1050円」で入札をします。しかし…
- 現在価格:1150円
- 最高額入札者:入札者B
現在の価格が「1150円」となり最高額入札者はBのままです。そうです、今度は「Bの自動入札の機能」が働いているのです。また、入札者Bの最高入札額はわかりません。
他の入札者の「自動入札」を上回ると…
そこであなたは思い切って「2000円」で再入札をしました。
- 現在価格:1500円
- 最高額入札者:あなた
現在価格は「1500円」となり、最高額入札者は「あなた」になりました。また、自動入札の機能が「2000円」まで働くようになります。
この時点で、入札者Bの自動入札の機能はなくなります。また、入札者Bの最高入札額が「1500円」だったということも確認できます。
だいたいのイメージは出来たでしょうか?この一連の流れを、オークション終了時間まで繰り返していきます。
自動入札を設定すれば、その都度再入札をする手間が省けます。前もって入札額を高めに設定することも可能ですので、上手に利用しましょう。
予算の範囲内で入札するようにしましょう
どうでしょうか?入札すること自体は、それほど難しくはありません。
しかし、「いくらで入札するか?」「他の入札者の入札額はどのくらいだろうか?」「自分はどこまでお金を出せるのか?」という読み合いが、非常に難しいのがオークションです。人気商品であれば入札者の数は多くなりますし、最高入札額も高額になりやすい傾向があります。さらに、他人の最高入札額は非公開で、あなたは確認が出来ません。
「あとちょっと…あとちょっとで落札できるかも…!」と、オークションに熱中しすぎて予算をはるかに超えてしまうことがないように気をつけましょう。気がついたら、とんでもない金額で入札していることがあります。
のめり込んだときこそ、冷静に考えてみましょう。「別の商品」に入札することも可能です。2,3日後に「同じような商品」がオークションに出品されるかもしれません。とにかく、最初に設定した予算を超えたら、一度落ち着いて考える時間を設けてみましょう。