みなさんは、開催期間をどのように決めているのでしょうか?
「特に考えずに、その時の気分で決めてます。」
「とりあえず4日間くらいにしている。」
「夜には終了するようにはしてます。」
出品者によって、基準は様々でばらつきがあります。もし適当に決めているのでしたら、この機会にちょっと開催期間について考えてみませんか?入札率アップや価格アップに繋がる可能性は充分にあります。
ということで今回は、ヤフオク!出品時の最適な開催期間設定について考えていきましょう!
開催期間とは?
開催期間とは、オークションが行われる期間のことです。
開催期間の設定では、オークション終了日時を決めることができ、最短13時間(オークション開始が午後の場合は、12時間)から最長7日+11時間の間で設定可能です。
設定できる時間の幅が広いので、適当に決めてしまうのもわかります。私も最初の頃はそうでしたし。
開催期間は長ければ良いってものじゃない
「いろんな人に見てもらえそうだから、とりあえず開催期間は1週間に設定してみよう。」
出品が初めての方はそれでも問題ありませんが、オークションに慣れてきたら1週間に設定しての出品はやめましょう。
なぜでしょうか?理由はかんたんで、オークション終了までにやたらと時間が掛かるからです。
でも、ちょっと昔までは1週間に設定する人が多くいました。
というのも、2013年頃までのヤフオク!では出品するときに手数料が10円掛かっていました。
最短期間で出品しても最長期間で出品しても同じ10円が掛かるので、それならなるべく長く出品して多くの人に見てもらい、入札率を上げたほうが良い。こう考える人が多かったのです。
別に10円くらい安いもんだという意見もありそうですが、出品する商品が100あると1000円掛かります。ちりも積もれば・・・、というやつですね。
しかし、利用料の見直しがあり、現在のヤフオク!では商品を無料で出品することが出来ます。
今までは、手数料のために仕方なく1週間に設定していましたが、そうする理由がなくなりました。
出品者も、別に好きで1週間に設定してたわけではなかったのですね。
確かに「開催期間を1週間に設定すれば、多くの人に見てもらえるから入札されやすくなる」と言うのも間違ってはいません。実際に出品期間が長ければ長いほど、たくさんの入札者に見てもらうことができるので、入札される可能性は高くなります。
しかし、
- 「入札されやすくなる」ためには「多くの人に見てもらう」必要があるか?
- 「多くの人に見てもらう」ためには「開催期間を1週間に設定する」必要があるか?
と考えると、一概にそうとは言い切れません。
たとえ、見てくれる人が1人だとしても入札される時は入札されますし、開催期間を24時間としても商品をチェックしてくれる方は大勢いらっしゃいます。
そもそも、「開催期間を1週間に~」というのは出品者側の考え方で、入札者にはそんなことは関係がなく「その商品が欲しいか?欲しくないのか?」のほうが重要なのです。
ということで、「入札されやすくなる」ために「開催期間を1週間に設定する」必要は特にありません。
では、入札が多くなるような最適な開催期間はあるのでしょうか?
開催期間は2日間、午後10時前後、自動再出品3回設定でどうでしょう?
私が出品するときは、開催期間を2日間、午後10時前後、自動再出品3回で設定しています。なぜ、この期間にするのかには理由があります。
一つひとつ見ていきましょう。
終了間際=入札が多くなる、とすると2日間で・・・
ちょっと入札者側の気持ちになって考えてみましょう。
オークション終了間際は、入札者にとって勝負の時間です。
ここの記事でも取り上げましたが、終了間際は入札競争が激しく、入札者も熱くなりやすい時間帯です。
http://auction-monohertz.com/competition
「オークション終了間際には入札が多くなりやすい」と考えて、開催期間1週間設定の商品と2日間設定の商品を1週間出品するとします。
オークション終了間際の瞬間をより多く迎えるのは、どちらになるでしょうか?
1週間設定では終了間際の瞬間は1回のみですが、2日間設定では3回迎えることになります。
つまり、入札されやすくなるチャンスが3倍に増えるのです。
ここで自動再出品を3回に設定して出品すると、6日間は放っておけば良いのです。
私としてもちょっと強引な見方にはなりますが、入札の可能性や時間短縮の面で考えてみても、わざわざ1週間に設定して出品するメリットはないように感じます。
午後10時前後は落ち着ける時間帯
次にオークション終了時間帯についてです。
私は午後10時前後に設定しています。
この時間に設定する理由としては、
- 入札者が比較的多い
- オークションを落ち着いて見ることができる
- 落札後、すぐに取引の連絡を行うことが出来る
といったことが挙げられます。
夜中に働いている方もいらっしゃいますが、基本的には日の出ている時間帯に働いている方のほうが多いです。朝から夜まで仕事をし、それが終わると家に帰ってきます。昼時よりは夜の方が人が多くいますので、その時間帯を狙います。
また、家ではのんびりする時間が多いと思います。スマートフォンやタブレット、パソコンでちょっと暇潰しをするには最適な環境です。オークションに集中もしやすくなります。
落札された場合は当日、もしくは翌日には取引の連絡が出来ます。これによって出品者も落札者も、オークションの連絡や支払い・入金確認などを予定に組み込みやすくなります。
朝っぱらや深夜に終了するオークションに入札したい場合は、前もって入札することになりやすいので、入札件数は増えにくくなりますし、価格も上がりにくくなります。そんな時間に出品するよりは、人の多さ、オークションに集中できる環境、取引のしやすさを考えて、午後10時前後の終了時間に設定したほうがメリットが多いです。
まあ、入札者としては朝っぱらや深夜帯に終了するオークションは、狙い目なんですが・・・。
自動再出品を3回にして手間を省く
自動再出品は必ず3回に設定しています。ただ単に、落札されない可能性を考えてというのもありますが、2日間×3回の6日間サイクルは手間が掛からず相性が良いんですよね。
6日間で落札されなかったら次の日に価格や説明などを手直しして、また出品することが出来ますし、複数商品を出品している場合はオークションの数も多くなりますので、まとめて行うことで効率良く作業が出来ます。
いかに手間なく入札の確率を上げるか?
開催期間を2日間に設定する、午後10時前後に終了するように設定する、自動再出品を3回に設定するのもすべて、いかに手間なく入札の可能性を高くするかということを考えた結果です。
もちろん、24時間設定で出品しても良いのですがオークションが3日で終わってしまうので、手間が掛かります。1週間設定で出品しても良いのですが、長すぎてだんだん面倒になっていきます。
今回ご紹介したこの「2日間、午後10時前後、自動再出品3回」という開催期間の設定は、私と相性の良い設定ですので、実際に試してみたが入札もなく、手間が掛かって自分に合わないと感じたら、自分に合う最適な設定を探してみてください。
今回のテーマは、どうしたら入札が増やせるか?ということより、いかに入札の可能性を高めて入札されるまで待つか?のほうが近いと思います。辛抱強く待つこともオークションには必要ですね。