この記事では、安全かつ安心して届けられる「フィギュアの梱包方法&コツ」についてご紹介します。
シンプルに「フィギュア」と言っても形・大きさ・重さなどは様々で、手のひらサイズのものもあれば、両手で抱えるような等身大サイズのものも存在します。
さすがに手のひらサイズと等身大サイズでは、梱包の大変さは同じではありませんが……
作業の流れや気をつけるべき点などはフィギュアの大小に関係なく一緒なので、梱包の基本を身につけてさえいれば難しいことはありません。
ということで今回は、フィギュアの梱包方法&コツを画像付きでわかりやすくご紹介します。
フリマアプリやネットオークションの商品にも活用できるので、ぜひ最後までご覧ください!
こんな種類の「フィギュア」を梱包できるようになります
「フィギュア」というと、一昔前までは「フィギュアスケート?」と返されることがほとんどでしたが、最近では「アニメやゲームなどのキャラクターフィギュア」として認識されることが増えてきました。
ゲームセンターの景品(プライズフィギュア)や一番くじの上位賞品などで、フィギュアを目にすることは多いと思います。
この記事では「アニメやゲームキャラクターのフィギュア」を梱包する前提で話を進めていきますが……
- お菓子のおまけフィギュア(食玩)
- 懐かしい特撮ヒーローのソフビ人形
- 自作のガレージキット(組み立て式模型)
- 服装や髪型などを自由にカスタマイズできるドール(球体関節人形)
なども、フィギュアと同じように梱包することができます。
部屋に飾って眺めたり、自由に彩色して組み立てたり、かわいいポーズを取らせてみたり……と、人によって楽しみ方が様々なのが「フィギュア」です。
【ポイントは3つ!】フィギュアを梱包する時に気をつけたいこと
フィギュアを梱包する時は、下記3つのポイントを守ることが大切です。
- 水濡れ&衝撃への対策はしっかりと
- フィギュア本体だけでなく外箱も破損しないように
- プチプチ&緩衝材を詰めたダンボール箱で梱包しよう
一つずつチェックしていきましょう!
ポイント①:水濡れ&衝撃への対策はしっかりと
まずは基本として、水濡れや衝撃・振動にも耐えられるように梱包しましょう。
というのも、商品発送から受取完了になるまでに、どんなことが起こるかわかりません。
台風やゲリラ豪雨などの大雨で濡れてしまったり、受け渡しの際にうっかり落下させてしまったり……と、様々な危険がひそんでいます。
何も対策をせずに発送してしまうと、フィギュアの変色やパーツ脱落などの破損につながります。
破損する可能性自体をなくすことは難しいですが、万が一の際でもフィギュアを守れるように、しっかりと梱包はしておきましょう。
ちなみに、水濡れ&衝撃・振動の対策として「透明袋(OPP袋)で包む・緩衝材を使う」という方法が一般的ですが……
当サイトでは「プチプチ(気泡緩衝材)・紙の緩衝材・ダンボール箱」でしっかり梱包することをおすすめしています。※理由については後述のポイント③でご紹介します
ポイント②:フィギュア本体だけでなく外箱も破損しないように
外箱のあるフィギュアは、本体だけでなくフィギュアの入った外箱も破損しないように梱包しましょう。
フィギュアの外箱は「フィギュア本体を保護するためのもの」と思われがちですが、外箱も含めて商品と認識されることが多いです。
とはいえ、外箱は紙製であることがほとんどで、ポイント①で挙げた「水濡れや衝撃・振動」などで簡単に傷みます。
特に未開封のフィギュアや高価なフィギュアなどは、外箱が破損するだけでも価値がガクッと下がります。
また何よりも、綺麗な状態のフィギュアが届くことを楽しみにしていた方をがっかりさせてしまい、場合によっては返品・返金する事態にもなりかねません。
本体だけでなく外箱も商品の一部として、大事に梱包するよう心掛けましょう。
なお、フィギュアを実際に梱包する際は、この後に紹介する「ポイント③の方法」が役立ちます。
ポイント③:プチプチ&緩衝材を詰めたダンボール箱で梱包しよう
フィギュアはプチプチで包み、緩衝材を詰めたダンボール箱に入れて梱包しましょう。
フィギュアの水濡れ対策として定番の「透明袋(OPP袋)」でも効果はありますが、当サイトでは「プチプチ(気泡緩衝材)」でしっかりと梱包することをおすすめしています。
これには、よりフィギュアを補強して破損なく届けるためという理由もありますが、配送事故などの際に補償を確実に受けるためでもあります。
フィギュア以外の商品にも言えることですが、どれだけ厳重に梱包したとしても、商品が破損する可能性はゼロにはなりません。
当然ながら、配送中に商品破損・紛失・盗難などが起こる可能性もゼロではないため、配送方法によっては補償制度が付加されています。
補償制度があることで、配送事故が発生しても責任限度額の範囲内で弁償してもらえますが、梱包が不十分のままで商品を発送した場合は、補償が適用されない可能性が極めて高くなります。
逆に言えば、「誰が見ても十分に商品が保護されている」とわかる梱包をすれば、問題なく補償制度が適用されるでしょう。
フィギュアの理想的な梱包は、フィギュアをプチプチで包み、大きめのダンボール箱に緩衝材を詰めてフィギュアが動かないようにある程度固定することです。
かなり丁寧に梱包しているので、フィギュアの破損を防げますし、フィギュアを受け取った方にも好印象を与えられます。
荷物の依頼主(荷主)には「輸送に耐えられるよう荷物を梱包する責任」があることを忘れずに、梱包をしましょう。
ちなみに、小さいフィギュアの場合も「プチプチ&ダンボール箱」で同じように梱包することをおすすめします。
とはいえ、十分に補強していれば封筒や紙袋であっても発送は可能です。配送方法の送料や補償なども考慮しつつ、商品にあわせて検討すると良いでしょう。
見本画像を真似してフィギュアを梱包してみよう
それでは「箱ありフィギュア」と「箱なしフィギュア」を例に見ながら、フィギュアを梱包してみましょう。
おおまかな梱包の流れとしては、以下のようになります。
- フィギュアをプチプチで包む
- 用意したダンボール箱にフィギュアを入れて封をする
たとえフィギュアの数量が増えても、基本的にこの梱包の流れは変わりません。
※例では、貼り方がわかるようにガムテープを使って梱包していますが、実際には透明テープ(OPPテープ)で梱包すると綺麗に仕上がります
ちなみに、下記の記事で紹介している道具があれば、より快適に梱包作業が行えますよ!
箱ありフィギュアを梱包する場合
ここでは、ゲームセンターで獲得したドラゴンボールのフィギュア(プライズフィギュア)を使って進めていきます。
まずは、箱ありフィギュアをプチプチで包んでみましょう。
次に、プチプチで包んだフィギュアをダンボール箱に入れましょう。
ダンボール箱を閉じてテープで封をしたら、箱ありフィギュアの梱包は完了です。
箱なしフィギュアを梱包する場合
ここでは、箱がないキャラクターフィギュア(プライズフィギュア)を使って進めていきます。
まずは、箱なしフィギュアをプチプチで包んでみましょう。
上手く折りたためない場合は、プチプチをくるくると丸めてもOKです
次に、プチプチで包んだフィギュアをダンボール箱に入れましょう。
ダンボール箱を閉じてテープで封をしたら、箱なしフィギュアの梱包は完了です。
フィギュアの梱包方法についてまとめると……
- サイズや価格、箱あり、箱なしにかかわらず確実に梱包しよう
- 水濡れ・衝撃・振動に耐えられる梱包を目指そう
- フィギュア本体だけでなく、フィギュア外箱の破損対策もしっかりと行おう
- 緩衝材を詰めたダンボール箱に入れて梱包することを基本としよう
フィギュアの梱包というと、本体やパーツばかりに気を取られがちですが、中身を収める外箱自体も立派な商品です。
たとえ少し濡れてしまったり折れたりへこんだりするだけでも、フィギュアの価値がガラッと変わります。
高額で貴重なフィギュアになると、アート作品を梱包するような丁寧さを求められる場面もあるかもしれません。
配送中に何があってもフィギュアが破損しないように、念には念を入れて梱包を行いましょう。
梱包した商品は、使い慣れていて信頼できる配送方法で送ることも大切です。
フィギュアのおすすめ配送方法については下記の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください!