この記事では、フィギュアの梱包方法やそのコツについてを具体例とともにご紹介します。
フリマアプリやネットオークションで売買されているフィギュアには様々な種類があります。
物によって、形や大きさ、重さなどが様々ですが、基本的な梱包方法は変わらないため、覚えることはそれほど多くありません。この機会に学んでいきましょう。
そもそも梱包するフィギュアにはどんな種類があるの?
一般的に「フィギュア」という言葉から、おそらく「アニメ・ゲームに登場するキャラクターのフィギュア」を思い浮かべる方が多いと思います。ゲームセンターの景品(プライズフィギュア)や、一番くじの賞品としても人気ですよね。
この記事でも、そのイメージのまま話を進めていきますが、
- お菓子に付いてくるおまけのフィギュア
- 着せ替えが可能で高クオリティのドール
- 懐かしの特撮ヒーローのソフビ人形
- 組み立てるとフィギュアになるガレージキット
なども、大きく見ればフィギュアに分類されます。メルカリやヤフオク!などでも同様です。
ポーズを取らせたり、組み立てたり、飾って眺めたり……と人によって楽しみ方の形も様々なのが「フィギュア」です。
フィギュアの理想的な梱包の仕方とは?
フィギュアの理想的な梱包として、何よりもまずは「フィギュア本体が破損しないこと」を心掛けましょう。
箱に入ったフィギュアであれば、ある程度の衝撃にも耐えられますが、箱の無いフィギュアの場合は、破損する可能性が高くなります。そのため、箱の無いフィギュアの梱包では、プチプチや緩衝材を多めに使うようにしましょう。また、取り外し可能なパーツであれば、細かく分解して梱包しても良いでしょう。
さらに、「フィギュアの入った箱が破損しないこと」にも気を配る必要があります。
入手時から専用の箱に入っているフィギュアの場合、フィギュア本体は当然ですが、フィギュアの入った箱も立派な商品ですので、丁寧に扱う必要があるということです。
フィギュアは、小さいものであれば封筒に入れて送れますが、たいていの場合は60~80サイズになるものが多くあるため、ダンボール箱に入れて発送することが多いです。
中には100サイズを超えるような巨大フィギュアなどもありますが、用意したプチプチなどの緩衝材やダンボール箱に梱包して、箱も破損することなく届けましょう。
フィギュア本体を衝撃・振動から守る
何よりもまず、フィギュア本体を輸送中に加わる、あらゆる衝撃・振動から守らなければなりません。
滅多にありませんが、配送中のトラブルによって荷物を落下させてしまい、強い衝撃や振動がフィギュアに伝わって、パーツが外れたり欠けたりする可能性もあります。
対策としては、プチプチや緩衝材を使って梱包し、本体に加わる力を和らげることで、配送中の思わぬ衝撃・振動にも耐えられるようになります。
フィギュアの箱を水や衝撃などによる破損から守る
フィギュアは中身だけでなく、中身の入った箱も破損しないように気をつける必要があります。
大型の家電や衣類などではそれほどでもありませんが、フィギュアでは中身が入っている箱も立派な商品として扱われる傾向があります。感覚としては、ゲームソフトの箱・パッケージに近いかもしれません。
フィギュアの外箱は厚紙やダンボールで出来ていることが多く、水分や落下などの衝撃に弱く、簡単にへこんだり破れたりします。
対策としては、フィギュアの箱を一回り大きいダンボール箱に入れて梱包することで、水分だけでなく落下による破損の可能性が低くなります。
配送中の箱の破損が怖い場合は、いっそのこと箱をたたんで平らにして発送する方法もあります。しかし、箱がつぶれる可能性と引き換えに、フィギュア本体が破損する可能性が高くなるため注意が必要です。
箱をたたんで発送する際には、購入者が驚かないように、前もって出品説明文には記載しておきましょう。
基本的にはダンボール箱を使おう|小さいフィギュアは封筒でもOK
フィギュアの箱は、中にフィギュアが入っている関係で、60サイズを超えることが当たり前となってきます。
破損対策にもなるため、フィギュアの梱包には基本的にダンボール箱を利用しましょう。
また、衝撃がそのままフィギュアに伝わるのを避けるために、フィギュアを入れても余裕があるダンボール箱を準備することをおすすめします。
フィギュアがギリギリ入るような大きさのダンボール箱ですと、落下による衝撃でダンボール箱がへこむと、同じようにフィギュアの角もへこみます。
破損した商品を確認した出品者も購入者もへこむため、大きさに余裕のある箱を用意しましょう。
ただし、食玩のおまけとして付いているような小さめのフィギュアであれば、プチプチなどで梱包して封筒に入れて送っても良いでしょう。
見本画像を真似してフィギュアを梱包してみよう
これから「箱ありフィギュア」と「箱なしフィギュア」を例に、具体的な梱包方法について紹介します。その他、サイズの小さい・大きいフィギュアでも同じような梱包の流れになります。
フィギュアを梱包する際は、下記2点を心掛ければ誰でも簡単に梱包することができます。
- 水分が入る隙間をなくすようにフィギュアをプチプチで包む
- 余裕のある大きさのダンボール箱(封筒)に入れて、隙間に緩衝材を詰める
※例では、見やすいガムテープで梱包していますが、実際には透明テープ(OPPテープ)を使用すると仕上がりが綺麗に見えます。
▼梱包に必要な道具&資材は、下記の記事を参考にあらかじめ揃えておきましょう。
https://auction-monohertz.com/recommended-packing-goods
ちなみに商品梱包には、プチプチロールが1本あると非常に便利です。
梱包作業時の手間やストレスも減り、長期的には節約にも繋がります。特に、緩衝材としての機能が高い「3層構造のプチプチ」は、私も使い続けてますがオススメです!
3層品プチプチロールの詳細については、下記の記事をご覧ください。
https://auction-monohertz.com/3-layers-putiputi
箱ありフィギュアを梱包する場合
ゲームセンターで獲得したドラゴンボールのフィギュアを使って梱包をします。
まずは、フィギュアを一巻きできるくらいのプチプチを用意します。
上の画像のように、プチプチにフィギュアを乗せます。
プチプチでぐるっと一周させて包み、テープを貼ります。
フィギュアに巻いたプチプチの上下が開いたままなので、同じように隙間ができないようにテープで留めます。
画像のように、三角に近い形にプチプチをたたんで、テープで仮留めします。
テープを横に貼ります。
さらに隙間をなくすようにテープを貼ります。
同じ要領で、もう一方の開いた側にもテープを貼っていきます。
反対側も隙間なくテープを貼ることができました。
これで、箱に入ったフィギュアをプチプチで綺麗に包むことができました。
ふせんなどに、ちょっとしたメッセージを書き添えると喜ばれます。
次に、フィギュアが余裕で入る大きさのダンボール箱を用意しましょう。
あらかじめ配送方法で設定したサイズを超えないダンボールを選びましょう。
底に新聞紙やチラシなどの緩衝材を詰めておいて……
その上に、プチプチで包んだフィギュアをダンボール箱に入れます。
この時、フィギュアを持ち上げて重心が安定する向きで箱に入れましょう。誤って落としてしまう可能性が少なくなり、配達員の方も運びやすくなります。
箱の中にできた隙間には、さらに緩衝材を詰めておきましょう。
フィギュア本体・箱に伝わる衝撃を和らげて、破損を防いでくれます。
しっかりと封をしたら、フィギュアの梱包は完了です。
箱なしフィギュアを梱包する場合
箱に入っていないフィギュアを使って梱包していきます。
まずは、フィギュアを一巻きできるくらいのプチプチを用意します。
上の画像のように、プチプチにフィギュアを乗せます。
プチプチでぐるっと一周させて包み、テープを貼ります。
フィギュアに巻いたプチプチの上下が開いたままなので、同じように隙間ができないようにテープで留めます。
プチプチの端をくるくると巻き、テープで留めます。こうすることでクッションのようになり、衝撃を和らげてくれます。
同じ要領で、もう一方の開いた側のプチプチもくるくると巻いてテープを貼ります。
プチプチが短すぎる場合は、無理に巻かなくてもOKです。ただし、必ず隙間はなくしましょう。
これで、箱がないフィギュアをプチプチで包むことができました。
ふせんなどに、ちょっとしたメッセージを書き添えると喜ばれます。
次に、フィギュアが余裕で入る大きさのダンボール箱を用意しましょう。
あらかじめ配送方法で設定したサイズを超えないダンボールを選びましょう。
底に新聞紙やチラシなどの緩衝材を詰めておいて……
その上に、プチプチで包んだフィギュアをダンボール箱に入れます。
この時、フィギュアを持ち上げて重心が安定する向きで箱に入れましょう。誤って落としてしまう可能性が少なくなり、配達員の方も運びやすくなります。
箱の中にできた隙間には、さらに緩衝材を詰めておきましょう。
フィギュア本体・箱に伝わる衝撃を和らげて、破損を防いでくれます。
しっかりと封をしたら、フィギュアの梱包は完了です。
フィギュアの梱包方法についてまとめると……
- フィギュア本体だけでなく、箱の破損対策もしっかりと行う
- 梱包に使うダンボール箱は、フィギュアより一回り大きい物にする
- 箱の隙間には緩衝材を詰めて、衝撃が直接商品に伝わらないようにする
フィギュアの梱包をする際は中身ばかりに気を取られてしまいがちですが、中身の入っている箱自体も立派な商品ですので、どちらも破損しないように丁寧に梱包しましょう。
また、箱は紙製のため、水分はもちろんですが、ちょっとの衝撃でも簡単にへこんだり破れたりします。丈夫なダンボール箱を使用して、様々な破損からフィギュアを守りましょう。
そして梱包した商品は、使い慣れていて信頼できる配送方法で発送しましょう。
フィギュアのおすすめ配送方法については、下記の記事で紹介しています。あわせてご覧ください。