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普通郵便(定形・定形外郵便)とは?使い方や送料、メリット・デメリットなどをご紹介

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アイキャッチ画像普通郵便の概要・利用方法

この記事では、普通郵便(定形・定形外郵便)の取り扱いサイズ・配送料金などの概要と、メリット・デメリットを紹介します。

はがきや封筒の差し出しだけでなく、フリマアプリの商品配送にもよく利用されている普通郵便(定形・定形外郵便)ですが……

荷物のサイズや重さによって料金が変わったり、取り扱い可能な最大・最小サイズが設定されていたりと、意外と細かいルールが存在します。

「安く送れるって聞いたのに、思ったよりも送料が高額でビックリした!」とならないためにも、しっかりとサービス内容を確認してみましょう。

もくじ

そもそも「普通郵便(定形・定形外郵便)」ってどんなサービス?

「普通郵便」は、日本郵便が提供しているサービスで「速達や書留などの有料オプションサービスを付加していない、第一種郵便物と第二種郵便物」のことです。

「第一種郵便物・第二種郵便物」と言われるとイメージしづらいですが、それぞれを「手紙・はがき」と表現するとわかりやすいですね。

第二種郵便物ははがきのみですが、第一種郵便物にはミニレターやレターパック、スマートレターも含まれていて、手紙以外にも請求書・証明書などの信書フリマアプリの荷物の発送にも活用されています。

第一種郵便物では封筒に品物を入れて送ることが多いですが、実は箱状の荷物を送ることも可能なため、荷物のサイズ・重量によって「定形・定形外(規格内)・定形外(規格外)」という3つの区分が存在します。

この記事では「定形・定形外(規格内)・定形外(規格外)」の規格や料金などのサービス内容について、詳しくチェックしていきます。

普通郵便(定形・定形外郵便)のサービス内容・特徴について

ここでは「普通郵便(定形・定形外郵便)」のサービス内容について、詳しく確認してみましょう。

先ほども軽く触れましたが、普通郵便には取り扱い可能なサイズ・重量が異なる「定形郵便」「定形外郵便(規格内)」「定形外郵便(規格外)」の3つの区分が存在します。

定形郵便の取り扱いサイズ・料金・特徴

名称定形郵便物
最小サイズ長辺14cm×短辺9cm(通常はがきサイズ)
最大サイズ長辺23.5cm×短辺12cm(長形3号封筒サイズ)
厚さ制限1cm以内
重さ制限50g以内
料金(全国一律)110円
料金の支払い方法切手貼付
郵便窓口での支払い
追跡サービスなし(有料オプションサービスで追加可)
補償制度なし(有料オプションサービスで追加可)
配達日時指定不可(有料オプションサービスで指定可)
集荷依頼不可
荷物の発送方法郵便ポストへの投函
郵便局の窓口
荷物の受取方法郵便受けへのお届け
お届けまでの日数翌々日以降(土日祝日は配達されない)
備考料金不足の場合は、差出人への返送または受取人による支払い

定形郵便は、手紙や写真などを送る際によく利用される配送方法です。

厚さは1cm以内&重さは50g以内という制限があるため、そこまで大きなものは発送できませんが、アクセサリーやトレーディングカードなどの薄くて小さいものの発送に向いています。

定形外郵便(規格内)の取り扱いサイズ・料金・特徴

名称定形外郵便物 規格内
最小サイズ ※長辺14cm×短辺9cm(通常はがきサイズ)
円筒状またはそれに似た形状で直径3cm×長さ14cm
最大サイズ長辺34cm×短辺25cm(角形2号封筒とほぼ同じサイズ)
厚さ制限3cm以内
重さ制限1kg以内
料金(全国一律)140円(50g以内)
180円(100g以内)
270円(150g以内)
320円(250g以内)
510円(500g以内)
750円(1kg以内)
料金の支払い方法切手貼付
郵便窓口での支払い
追跡サービスなし(有料オプションサービスで追加可)
補償制度なし(有料オプションサービスで追加可)
配達日時指定不可(有料オプションサービスで指定可)
集荷依頼不可
荷物の発送方法郵便ポストへの投函
郵便局の窓口
荷物の受取方法郵便受けへのお届け
対面での手渡し(郵便受けに入らない場合)
お届けまでの日数翌々日以降(土日祝日は配達されない)
備考料金不足の場合は、差出人への返送または受取人による支払い
※ 定形外郵便の特例として、6cm×12cm以上の耐久力のある厚紙または布製のあて名札を付ければ、制限より小さいものでも差し出しが可能

定形外郵便の規格内は、A4サイズの書類やパンフレット、アニメ・ゲームのグッズなど、少々厚みのあるものでも発送できる配送方法です。

定形郵便と比べると、角形2号封筒(長辺34cm×短辺25cm)サイズで厚さは3cm以内&重さは1kg以内と、サイズ制限にも余裕があります。

ただ実際に利用するのは「荷物が100g以内」の場合がほとんどで、それ以上の重さになると似たサイズ規格の配送方法のほうがお得に発送できるため、そこまで利用する機会は多くありません。

定形外郵便(規格外)の取り扱いサイズ・料金・特徴

名称定形外郵便物 規格外
最小サイズ ※長辺14cm×短辺9cm(通常はがきサイズ)
円筒状またはそれに似た形状で直径3cm×長さ14cm
最大サイズ長辺60cm以内・3辺合計90cm以内
重さ制限4kg以内
料金(全国一律)260円(50g以内)
290円(100g以内)
390円(150g以内)
450円(250g以内)
660円(500g以内)
920円(1kg以内)
1350円(2kg以内)
1750円(4kg以内)
料金の支払い方法切手貼付
郵便窓口での支払い
追跡サービスなし(有料オプションサービスで追加可)
補償制度なし(有料オプションサービスで追加可)
配達日時指定不可(有料オプションサービスで指定可)
集荷依頼不可
荷物の発送方法郵便ポストへの投函
郵便局の窓口
荷物の受取方法郵便受けへのお届け
対面での手渡し(郵便受けに入らない場合)
お届けまでの日数翌々日以降(土日祝日は配達されない)
備考料金不足の場合は、差出人への返送または受取人による支払い
※ 定形外郵便の特例として、6cm×12cm以上の耐久力のある厚紙または布製のあて名札を付ければ、制限より小さいものでも差し出しが可能

定形外郵便の規格外は、小さいものから大きいものまで対応している配送サービスです。

厚さが3cmを超えている軽いものを送る際に役立つため、送料を節約する目的でゆうパックや宅急便とともに比較されることが多い配送方法でもあります。

普通郵便(定形・定形外郵便)の配送料金表

定形・定形外郵便の配送料金は、荷物の重さによって変わります。

ここでは、定形・定形外郵便(規格内&規格外)の配送料金を重量ごとに下記の表にまとめてみました。

定形郵便定形外郵便(規格内)定形外郵便(規格外)
50g以内110円140円260円
100g以内取り扱いなし180円290円
150g以内270円390円
250g以内320円450円
500g以内510円660円
1kg以内750円920円
2kg以内取り扱いなし1350円
4kg以内1750円

取り扱いサイズに収まっている定形郵便でも、50gを超えた場合は定形郵便として扱えないため「定形外郵便(規格内)」に変更されます。

同様に、取り扱いサイズ内の定形外郵便(規格内)で2kgを超えた場合も「定形外郵便(規格外)」に変更されます。

重量超過によって取り扱い区分が変わると配送料金もガラッと変わるため、思わぬ出費をしないように気をつけましょう。

普通郵便(定形・定形外郵便)の送り方・差し出し方法について

普通郵便は、以下の順番でかんたんに荷物を差し出すことができます。

  1. 封筒・箱・紙袋などに、お届けに必要な情報(郵便番号・住所・氏名)を書く
  2. 荷物を封筒・箱・紙袋などに入れて封をする
  3. 料金分の切手を貼り郵便ポストへ投函する or 郵便局窓口で料金を支払う

より詳しい「普通郵便の送り方&宛名の書き方」は下記の記事をご覧ください。

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普通郵便(定形・定形外郵便)のメリット&デメリット

普通郵便(定形・定形外郵便)のメリット&デメリットについてもチェックしてみましょう。

普通郵便(定形・定形外郵便)のメリット
普通郵便(定形・定形外郵便)のデメリット
  • さまざまなものを発送できる
  • 配送距離に関係なく全国一律料金
  • 切手貼付でポスト投函でサッと出せる
  • ゆうパックや宅急便より安価で発送できる場合がある
  • サイズや重さ制限が細かく決められている
  • 重い荷物はゆうパックや宅急便のほうが安価
  • 追跡サービスや補償制度は標準で付加されていない
  • 速達などのオプションサービスはすべて有料

普通郵便(定形・定形外郵便)のメリット①:色々なものを全国一律料金で手軽に送れる

普通郵便(定形・定形外)では、実に様々なものを安価で簡単に送ることができます。

本来の使い方である手紙はもちろん、学業や仕事関係の大切な書類、信書、フリマアプリで売れた商品なども普通郵便(定形・定形外)で発送できます。

発送準備として、荷物が「定形・定形外(規格内)・定形外(規格外)」のうち、どのサイズに当てはまるか?」や「重さはどれくらいか?」「配送料金はいくらか?」を事前に確認しなければなりませんが……

発送自体は郵便ポストや郵便局窓口で差し出すだけですので、特に悩むことなく利用できます。

普通郵便(定形・定形外郵便)のメリット②:小さくて軽いものを安価で発送できる

単純に送料だけに注目して言えば、普通郵便(定形・定形外)は「小型で軽量の荷物」の発送に適しています。

特にメルカリやYahoo!フリマなどのフリマアプリでは、専用の配送方法よりも安く発送できる場合があります。

配送方法配送料金&重量
定形郵便110円(50g以内)
定形外郵便(規格内)140円(50g以内)
180円(100g以内)
270円(150g以内)
320円(250g以内)
510円(500g以内)
750円(1kg以内)
フリマアプリ専用ゆうパケットメルカリ:230円(1kg以内)
Yahoo!フリマ:205円(1kg以内)
ラクマ :180円(1kg以内)
フリマアプリ専用ネコポスメルカリ:210円(1kg以内)
Yahoo!フリマ:200円(1kg以内)
ラクマ :200円(1kg以内)

それぞれで取り扱いサイズは異なるものの、A4サイズ程度の100g以内の商品を送るなら「定形・定形外郵便(規格内)」で差し出すと送料を節約できます。

追跡サービスや補償制度がないことがデメリットですが、「どうしても送料を安く済ませたい!」という場合には非常にありがたい配送方法です。

普通郵便(定形・定形外郵便)のデメリット①:荷物のサイズや重さ次第で料金が変わるので難しいイメージがある

以前はもっとシンプルな分け方でしたが、2017年6月1日の料金改定にともなって、定形・定形外郵便の区分が細かく分けられました。

特に、名称が似ていて取り扱いサイズが全く異なる定形外郵便の「規格内と規格外」で混乱しやすい印象です。

結果的には、荷物のサイズに応じて適切な配送料金を支払えるようになりましたが、複雑になったような印象も生まれました。

とはいえ、何度も利用し続けて慣れてしまえば、むしろ使い勝手が良いイメージをもてるかもしれません。

普通郵便(定形・定形外郵便)のデメリット②:荷物の追跡や補償などは全て有料オプションサービスになる

今では付いてて当たり前となっている追跡サービスや補償制度が、普通郵便には付加されていません。

もし追跡サービスや補償などが必要な場合は、オプションサービスとして有料で追加しなければなりません。

たとえば、普通郵便の配送料金に+210円で特定記録(追跡サービス)を付加でき、+350円で簡易書留(5万円まで補償)を、+480円で一般書留(10万円まで補償)を付加できますが……

そこまで手間をかけて普通郵便で送るよりも、追跡&補償が含まれているゆうパックや宅急便を利用したほうが、手続きもわかりやすく手間もかからなくておすすめです。

普通郵便(定形・定形外郵便)についてまとめると……

  • 普通郵便は「定形・定形外(規格内)・定形外(規格外)」の3つの区分で荷物を発送できるサービス
  • 手紙・信書・ビジネス書類・冊子・アクセサリー・フリマアプリの商品など、いろいろなものを送れる
  • 追跡&補償は付いていないが荷物を安価で発送できるかも!

手紙・はがきだけでなく様々な物の発送にも使える普通郵便は、使い方次第で送料をググッと抑えることができます。

ただし、追跡サービスや補償などは別で追加しなければならないため、万が一の際のリスクも多少はあります。

これから普通郵便で荷物を送ろうと考えている方は、「相手の元へ無事に届くこと」と「送料をできるだけ抑えること」のどちらを優先するか決めてから発送しましょう。

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