この記事では、ゆうゆうメルカリ便の利用方法や配送料金、メリット・デメリットを紹介します。
メルカリ専用ゆうパック・ゆうパケット(プラス・ポスト)が利用可能な「ゆうゆうメルカリ便」は、らくらくメルカリ便と並んで一二を争うほど、ユーザーに利用されているメルカリ専用の配送方法です。
商品を発送する出品者の手間を省き、商品を受け取る購入者の安心をサポートする、利用者目線の充実したサービスが魅力的な配送サービスです。
ゆうゆうメルカリ便とは?
ゆうゆうメルカリ便は、フリマアプリ「メルカリ」専用の配送方法で、メルカリユーザーがお得に使いやすいよう企画・設計されたサービスです。
ゆうゆうメルカリ便には、ゆうパケット・ゆうパケットプラス・ゆうパック・ゆうパケットポストの4種類が用意されていて、どれもメルカリでの商品発送が簡単に、お得に、安心して行えます。
サイズ制限や料金設定、発送手続きの方法、受け取り方の設定など、通常のゆうパケット・ゆうパックとは異なる部分もありますが、メルカリ向けに調整されているため、通常のものよりも格段に使い勝手の良い配送方法へと進化しています。
使わない人は損していると言っても過言ではないくらいに、メルカリでは頻繁に利用することになる配送方法です。
ゆうゆうメルカリ便の取り扱いサイズ・配送料金・その他特徴など
ゆうゆうメルカリ便の「ゆうパケット」「ゆうパケットプラス」「ゆうパック」「ゆうパケットポスト」の4種類は、それぞれサイズ・重さ制限、料金などが異なります。発送する荷物の大きさや重さに合わせて、配送方法を選びましょう。
なお、規定サイズを超えた荷物を発送した場合は、郵便局から返送されるので気をつけましょう。
※金額は全て税込みです。
ゆうパケットのサイズ・料金・その他特徴
小さい物の発送にピッタリです。
最大サイズ | 3辺合計60cm以内・長辺34cm以内・厚さ3cm以内・重さ1kg以内 |
最小サイズ | 長さ14cm・幅9cm(円筒形状のものは長さ14cm以上・直径3cm) |
送料 | 全国一律230円 |
匿名配送 | あり |
追跡サービス | あり |
補償 | なし(メルカリによる『あんしん配送サポート』は付属) |
配送日時指定 | 不可 |
受け取り方法 | 非対面(郵便受けに入らない場合は対面または持ち戻り) |
備考 | 郵便局・コンビニ・宅配ロッカー「はこぽす」でも受取可 |
※最小サイズよりも小さい物でも、耐久力のある厚紙・布などで作成した長さ12cm・幅6cm以上の、送り状を貼付できる箇所を用意すれば差し出しできます。
ゆうパケットプラスのサイズ・料金・その他特徴
少し厚みのある物の発送にピッタリです。利用にはゆうパケットプラス専用箱(65円)が必要です。
専用箱の取り扱いサイズ | 縦24cm×横17cm×厚さ7cmの専用箱に入る荷物・重さ2kg以内 |
送料 | 全国一律455円 |
専用資材の値段 | 65円 |
匿名配送 | あり |
追跡サービス | あり |
補償 | なし(メルカリによる『あんしん配送サポート』は付属) |
配送日時指定 | 不可 |
受け取り方法 | 対面 |
備考 | 郵便局・コンビニ・宅配ロッカー「はこぽす」でも受取可 |
ちなみに、ゆうパケットプラスの専用箱は、箱表面に印刷されたゆうパケットプラスの文字や箱自体が大きく破損していなければ再利用が可能です。
ゆうパックのサイズ・料金・その他特徴
ゆうゆうメルカリ便の中で取り扱い可能サイズが一番大きい配送方法で、荷物全般の発送に適しています。ただし、取り扱い可能サイズは通常のゆうパックと異なり、60~100サイズまでの荷物に限定されています。
最大サイズ | 3辺合計170cm以内・重さ25kg以内 |
最小サイズ | 縦14cm×横9cm(円筒形状のものは長さ14cm以上・直径3cm)/ 耐久力のある紙・布で作成した縦12cm×横6cm以上の宛名札を付けたもの |
送料 | 下記の『ゆうパックの配送料金について』を参照 |
匿名配送 | あり |
追跡サービス | あり |
補償 | あり(引受限度額30万円) |
配送日時指定 | 時間帯指定のみ可(落札者側の取引ナビにて操作)/ 日時指定は不可 |
受け取り方法 | 対面(不在の場合は持ち戻り) |
備考 | 郵便局・コンビニ・宅配ロッカー「はこぽす」でも受取可 |
ゆうゆうメルカリ便のゆうパックの配送料金について
ゆうゆうメルカリ便におけるゆうパックの配送料金は、縦・横・高さ3辺の合計サイズによって料金が変わります。
ゆうゆうメルカリ便・ゆうパックサイズ別の配送料金表 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
サイズ | 60 | 80 | 100 | 120 | 140 | 160 | 170 |
重さ | 25kgまで | ||||||
料金 | 770円 | 870円 | 1070円 | 1200円 | 1450円 | 1700円 | 1900円 |
ちなみに、ゆうゆうメルカリ便のゆうパック対応サイズは、2023年3月27日より60~170サイズとなったため、らくらくメルカリ便との使い分けもしやすくなりました。
ゆうパケットポストのサイズ・料金・その他特徴
ゆうパケットポストは、ゆうパケットサイズの荷物を「ポストに投函」して発送できる配送方法です。
利用には別途「専用箱」または「発送用シール」を購入する必要があります。
専用箱を使用する場合
ゆうパケットポスト専用箱を使って、荷物を発送する方法です。
なお、専用箱を変形させたり加工させたりして、荷物を発送することはできません。
最大サイズ | 縦32.7cm×横22.8cm×厚さ3cmのBOXに入る荷物・重さ2kg以内 |
送料 | 全国一律215円 |
専用箱の販売場所・値段 | 1枚65円(郵便局・ローソン)/ 2枚110円(セリア)/ 5枚300円(メルカリストア) |
匿名配送 | あり |
追跡サービス | あり |
補償 | なし(メルカリによる『あんしん配送サポート』は付属) |
配送日時指定 | 不可 |
受け取り方法 | 非対面(郵便受けに入らない場合は対面または持ち戻り) |
備考 | 郵便局・コンビニ・宅配ロッカー「はこぽす」でも受取可 |
※専用箱は一部取り扱いのない店舗や売り切れの場合もあります。
発送用シールを使用する場合
ゆうパケットポスト発送用シールを使って、荷物を発送する方法です。
なお、発送用シールを変形させたり加工させたりして、荷物を発送することはできません。
最大サイズ | 3辺合計60cm以内・長辺34cm以内かつ郵便ポストに投函可能なもの・重さ2kg以内 |
最小サイズ | 縦14cm×横9cm(円筒形状のものは長さ14cm以上・直径3cm) |
送料 | 全国一律215円 |
発送用シールの販売場所・値段 | 20枚100円(郵便局・メルカリストア)/ 10枚75円(ローソン・イトーヨーカドー) |
匿名配送 | あり |
追跡サービス | あり |
補償 | なし(メルカリによる『あんしん配送サポート』は付属) |
配送日時指定 | 不可 |
受け取り方法 | 非対面(郵便受けに入らない場合は対面または持ち戻り) |
備考 | 郵便局・コンビニ・宅配ロッカー「はこぽす」でも受取可 |
※発送用シールは一部取り扱いのない店舗や売り切れの場合もあります。
ゆうパケットポストについては、下記の記事で詳しく説明しています。
https://auction-monohertz.com/yu-packet-post
ゆうゆうメルカリ便の利用方法・送り方
ゆうゆうメルカリ便を利用する際は、スマートフォンから発送手続きを行います。荷物の発送に必要な情報は全てスマートフォンで入力するため、送り状へのあて名書きは不要です。
配達日数については、発送先にもよりますが1~2日ほどで、おおむね翌日・翌々日には発送が完了します。
ちなみに、ゆうゆうメルカリ便で利用できるメルカリ柄の封筒・箱などの梱包・包装資材は、ローソンやメルカリストアなどで販売しています。
メルカリストアは、メルカリアプリの出品タブ内の「メルカリストアを見る」から入れます。
ちなみに、ゆうパケットポストはポスト投函による発送が可能なため、これから説明するゆうパケット・ゆうパケットプラス・ゆうパックの利用方法とは大きく異なります。そのため、ゆうパケットポストの利用方法の詳細は、下記の記事をご覧ください。
https://auction-monohertz.com/yu-packet-post
出品時の設定方法
ゆうゆうメルカリ便は、商品出品時に配送料負担を「送料込み(出品者負担)」、配送方法を「ゆうゆうメルカリ便」と選択することで利用可能になります。
ちなみに、配送料負担が「着払い(購入者負担)」のままでは、ゆうゆうメルカリ便は利用できないので気をつけましょう。
また、商品が購入された後からでも、配送方法を「ゆうゆうメルカリ便」に変更することはできますが、出品時から変更までに一度でも匿名配送以外の方法を選択していると、その取引では匿名配送での配達は不可能になります。
配送用2次元コード(QRコード)の生成方法
商品の取引画面に表示された「サイズ(配送方法)」「品名」を発送する荷物に合わせて入力し、「郵便局用2次元コードを表示する」か「コンビニ用2次元コードを表示する」を選択し、2次元コード(QRコード)を発行します。
入力を間違えた場合は、正しく情報を入力してから改めて2次元コードを発行しましょう。
手続き方法・差し出し場所・料金支払いについて
スマートフォンを使った発送手続きの基本的な流れは、
- メルカリの取引ページで生成した2次元コードとともに、荷物を郵便局かローソンに持ち込む
- 店頭に設置された端末で2次元コードを読み取り、送り状ラベルや申込券を発行する
- 送り状ラベル・申込券を窓口・レジへ持っていき、荷物を差し出す
- お客様控えをもらって発送完了
となります。
なお、差し出し場所が郵便局かローソンかによって、手続きの流れが少し変わります。
SMARI(スマリ)を導入しているローソン店舗では、ゆうパケット・ゆうパケットプラスのみSMARIで発送手続きを行います。ゆうパックの場合はいずれもLoppiで手続きを行います。
また配送料金は、購入者の受け取り連絡時に商品代金から自動的に引かれるため、郵便局やコンビニで支払うことは一切ありません。
郵便局で手続きする場合
- スマートフォンを操作し、メルカリ取引画面から「郵便局用2次元コードを表示する」をタッチします。
- 専用プリンタ「ゆうプリタッチ」に2次元コードを読み取らせます。
- 2次元コードを正しく読み取ると「ピッ!」と音が鳴り、ゆうプリタッチからお届け情報が記載されたシールが発行されます。
- 発行されたシールを荷物と一緒に郵便窓口で差し出し、お客様控えをもらったら手続きは完了です。
なお、ゆうパケット専用の差し出しポストが用意されている店舗の場合は、発行されたシールを荷物に貼ってそのまま投函します(お客様控えは省略されます)。間違っても、通常の赤いポストに投函してはいけません。
ローソンのLoppiで手続きをする場合
- スマートフォンを操作し、メルカリ取引画面から「コンビニ用2次元コードを表示する」をタッチします。
- Loppiのトップメニューから「Loppi専用コードをお持ちの方」を選択し、2次元コードを読み取らせます。
- 画面に表示されたお申込み内容を確認し「発行する」をタッチします。
- Loppiから発行された「申込券」を、30分以内に荷物と一緒にレジで差し出します。
- 店員から送り状と伝票納入袋を渡されるので、荷物に伝票納入袋を貼り、送り状を切り離し、上からA・B・Cの順になるよう重ねて伝票納入袋に入れます。
- 荷物を店員に渡して、お客様控えをもらったら手続きは完了です。
ローソンのSMARIで手続きをする場合
- スマートフォンを操作し、メルカリ取引画面から「コンビニ用2次元コードを表示する」をタッチします。
- SMARIトップメニューから「e発送(画面の左側)」の「START」をタッチし、2次元コードをSMARIのカメラに読み取らせます。
- 画面に表示された内容を確認し「発行する」をタッチします。
- 印刷された「発送ラベル」を荷物に貼り、SMARI左側の投函口に入れ、お客様控えを持ち帰って手続きは完了です。
※SMARIが故障・不具合などで使用できない場合は、Loppiから手続きが行えます
ゆうゆうメルカリ便のメリット
メルカリのゆうゆうメルカリ便には、いくつかメリットがあります。
迷ったら選んでおけば間違いない、手軽でお得で便利な配送方法
ゆうゆうメルカリ便も、らくらくメルカリ便も、メルカリ専用の配送方法のため、ユーザーが使いやすく、安価で発送ができるシステムになっています。
あて名書きや発送手続きはスマートフォンを使ってより簡単に、配送状況の確認や荷物の補償などは通常のものより手厚く、出品者・購入者どちらにも気配りのできる配送方法と言えます。
どの配送方法にすべきか迷ったときには、いずれかのメルカリ専用便を選んでおけば、まず間違いありません。
自宅以外では、郵便局・ローソン・ミニストップ・はこぽすなどで荷物を受け取れる
出品者が配送用QRコードを発行する前であれば、購入者は自宅以外の受け取り場所を指定することができます。
受け取り場所には、郵便局やローソン、ミニストップ、日本郵便の宅配ロッカー「はこぽす」などを指定できます。
外出や仕事などで自宅を空けることが多い方は、自宅以外で受け取り指定をすることで、再配達にならずに荷物を受け取れるので便利です。
ゆうゆうメルカリ便のデメリット
便利な配送方法のゆうゆうメルカリ便にも、いくつかデメリットがあります。
メルカリ初心者やスマホが苦手な人には、発送手続きが難しく感じる
メルカリを始めたばかりの方や、スマートフォンの操作が苦手な方には、ゆうゆうメルカリ便での発送手続きが少々複雑に感じるかと思います。
たしかに、そのような方が「スマホで配送用QRコードを発行して、郵便局かローソンのLoppiで……」といきなり言葉で説明されても、なかなか理解できないかもしれません。
発送手続きが不安な場合は、メルカリでの発送に慣れている知人や郵便局員、ローソンの店員などにやり方を聞いてしまいましょう。
初めての頃は勝手がわからず手間取りますが、何度も手続きをするうちに少しずつ慣れてきて、いつの間にか一人でもできるようになります。
お届け日や配達時間帯が指定できない
ゆうゆうメルカリ便では、荷物の配達日や時間帯を指定することができません。
いつ頃配達されるかがわからないため、自宅を空けていることが多い方は、受け取り場所を自宅以外に変更することをおすすめします。
受け取り場所の充実しているゆうゆうメルカリ便では、自宅以外でも郵便局やローソン・ミニストップ、はこぽすなどで荷物を受け取ることができます。
どうしても配達日や時間帯を指定したい!という方は、らくらくメルカリ便を利用しましょう。らくらくメルカリ便では配達日や時間帯の指定が可能です。
集荷サービスが利用できない
ゆうゆうメルカリ便には集荷サービスがありません。荷物を発送するためには、郵便局かローソンで手続きをしなければならないため、少々面倒に感じるかもしれません。
らくらくメルカリ便では、ネコポス以外の配送方法で集荷サービス(30円/利用料改定後は100円)が利用できます。
大きな荷物の持ち運びに苦労しているならば、集荷サービスのあるらくらくメルカリ便を選びましょう。
ゆうゆうメルカリ便についてまとめると……
- ゆうゆうメルカリ便は、手軽で安くて安心できるメルカリ専用の配送サービス
- ゆうゆうメルカリ便には、ゆうパケット・ゆうパケットプラス・ゆうパック・ゆうパケットポストの4種類がある
- 薄くて小さい荷物はゆうパケットを利用しよう
- 厚みのある荷物はゆうパケットプラスで発送しよう
- 手軽に手続き&専用箱に入れてポスト投函でOKのゆうパケットポストもおすすめ
- スマホで発行した配送用2次元コードを使って、郵便局かローソンで発送手続きをしよう
- 荷物は自宅以外でも受け取れる
- 配送方法で悩んだら、ゆうゆうメルカリ便でOK!
ゆうゆうメルカリ便は、メルカリユーザーが使いやすいようにサービス内容や利用方法がよく考えられています。配送前と配送後のサポートが充実しているだけでなく、価格も抑えられていて、煩雑な手続きもスマホ利用でスムーズに行えるのが、ゆうゆうメルカリ便の魅力です。
荷物の種類や状況に応じて、らくらくメルカリ便とあわせて、ゆうゆうメルカリ便を利用していきましょう。