メルカリでは、2022年6月16日(木)正午からメルカリ便の配送サービス利用料の改定がおこなわれます。
わかりやすく言うと、いつもお世話になっている「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」「メルカリShopsの配送サービス」の送料が上がるということですね。
メルカリ便の宅急便・ゆうパックは、ネコポス・ゆうパケットと比べて値上げ額が大きく、確実に出品者のお小遣いが減ることになります。
そこで今回は、メルカリ便の配送サービス利用料の改定後も安く送れて、特に60サイズ・80サイズの中型~大型商品を安く発送できる配送方法2種類をメリット・デメリットとともにご紹介します!
配送サービス利用料値上げ後の「らくらくメルカリ便」&「ゆうゆうメルカリ便」の送料は?/改定前・改定後の送料比較一覧表
2022年6月16日(木)正午から配送サービス利用料の改定対象となるのは「らくらくメルカリ便」と「ゆうゆうメルカリ便」の2つで、それにともなって「メルカリShopsの配送サービス」の送料も値上げされます(梱包・発送たのメル便は料金改定の対象ではありません)。
下記で、各配送サービスの旧料金・新料金を値上げ率とともに一覧表形式でまとめてみました。
らくらくメルカリ便の改定前・改定後の料金&値上げ率一覧表 | |||
---|---|---|---|
配送サービスの名称 | 旧料金 | 新料金 | 値上げ率 |
ネコポス | 175円 | 210円 | 20.00% |
宅急便コンパクト | 380円 | 450円 | 約18.42% |
宅急便60サイズ | 700円 | 750円 | 約7.14% |
宅急便80サイズ | 800円 | 850円 | 6.25% |
宅急便100サイズ | 1000円 | 1050円 | 5.00% |
宅急便120サイズ | 1100円 | 1200円 | 約9.09% |
宅急便140サイズ | 1300円 | 1450円 | 約11.53% |
宅急便160サイズ | 1600円 | 1700円 | 6.25% |
集荷サービス | 30円 | 100円 | 約333.33% |
ゆうゆうメルカリ便の改定前・改定後の料金&値上げ率一覧表 | |||
---|---|---|---|
配送サービスの名称 | 旧料金 | 新料金 | 値上げ率 |
ゆうパケット | 200円 | 230円 | 15.00% |
ゆうパケットポスト | 200円 | 215円 | 7.50% |
ゆうパケットプラス | 375円 | 455円 | 21.33% |
ゆうパック60サイズ | 700円 | 770円 | 10.00% |
ゆうパック80サイズ | 800円 | 870円 | 8.75% |
ゆうパック100サイズ | 1000円 | 1070円 | 7.00% |
メルカリShops配送サービスの改定前・改定後の料金&値上げ率一覧表 | |||
---|---|---|---|
配送サービスの名称 | 旧料金 | 新料金 | 値上げ率 |
ネコポス | 175円 | 210円 | 20.00% |
宅急便コンパクト | 380円 | 450円 | 約18.42% |
宅急便60サイズ | 700円 | 750円 | 約7.14% |
宅急便80サイズ | 800円 | 850円 | 6.25% |
宅急便100サイズ | 1000円 | 1050円 | 5.00% |
宅急便120サイズ | 1100円 | 1200円 | 約9.09% |
宅急便140サイズ | 1300円 | 1450円 | 約11.53% |
宅急便160サイズ | 1600円 | 1700円 | 6.25% |
クールメルカリ便60サイズ | 920円 | 970円 | 約5.43% |
クールメルカリ便80サイズ | 1020円 | 1070円 | 約4.90% |
クールメルカリ便100サイズ | 1330円 | 1380円 | 約3.75% |
クールメルカリ便120サイズ | 1760円 | 1860円 | 約5.68% |
集荷サービス | 30円 | 30円 | 0% |
集荷サービスを除けば、最小で15円・最大で150円の値上げとなっています。
まず、中型サイズの商品発送に活躍する「宅急便コンパクト」や「ゆうパケットプラス」の値上げ率に驚かされますが、専用資材代は別ですので、1回利用するだけで500円は超えてしまいます。
また、「宅急便」や「ゆうパック」に関しても50円~150円の値上げとなるため、出品者のお財布に入ってくる金額は確実に減ります。
相変わらずメルカリ専用の配送方法なので、通常のものよりは格安料金で利用できますが、出品者を悩ませる問題であることには変わりません。
送料値上げ後も「60サイズ・80サイズ」の中型~大型商品を送れる配送方法は2種類!/それぞれのメリット・デメリットもご紹介
配送サービス利用料の値上げ後も、メルカリ便の使い勝手の良さは変わらないため、引き続き「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」を利用することになりそうですが……
もし発送する商品が「60サイズ・80サイズ程度の中型~大型商品で、重さ1kg以内」であるなら、メルカリ便の宅急便・ゆうパックよりも安く送れるかもしれません!
いやいや、メルカリ便より安く送れる配送方法なんて無いでしょ?
どうせ数十円程度安くなるだけよね?
「レターパックプラス」や「普通郵便(定形外郵便・規格外)」を利用すれば、商品のサイズ・重さによっては300円以上も安くなったり、条件が揃えば500円以上節約して送れる場合があります。
利用するための条件がいくつかあるので、しっかりチェックしていきましょう!
レターパックプラス
「レターパックプラス」は、専用封筒を購入して商品を発送できる配送方法です。
厚さ制限3cm以内のレターパックライトでは使えない方法ですが、厚さ制限がないレターパックプラスであれば520円で商品を発送できます。
専用封筒の大きさはA4ファイルサイズ(縦34cm×横24.8cm)で、60サイズ程度の商品発送に活用できますし、宅急便コンパクト・ゆうパケットプラスで発送するような商品も送れます。
補償はないものの追跡サービスが付いているため、発送後も安心して荷物の居場所を確認できます。
注意点としては、封筒の大きさが決まっている点です。
専用封筒はA4ファイルサイズ(縦34cm×横24.8cm)ですので、どんなに頑張っても60サイズより小さい商品しか発送できません。
レターパックプラスって、専用封筒を箱型すればお得に送れたはずだよね?
一時期、流行りましたね。専用封筒を上手く折りたたんで箱型にする方法がありましたが、現在ではほとんど使えない方法になりました。
さすがに郵便局側も事情を把握しているため、封筒の形のまま受け取ることを徹底しているようです。
レターパックプラスを箱型に加工することは、郵便局員の善意につけこんで責任丸投げであるうえに、確実に荷物を取り扱ってもらえる保証もありません。
ちなみに私は、馴染みの郵便局の方に嫌な顔をされてまで節約する勇気はないので、欲張らずに封筒の形のまま利用しています。
▼レターパックプラス&レターパックライトの特徴・使い方などの詳細は下記の記事をご覧ください
https://auction-monohertz.com/letterpack
普通郵便(定形外郵便・規格外)
「普通郵便(定形外郵便・規格外)」も、商品のサイズや重さによってはお得に発送できる配送方法です。
普通郵便(定形・定形外郵便)の配送料金表 | |||
---|---|---|---|
定形郵便 | 定形外郵便(規格内) | 定形外郵便(規格外) | |
25g以内 | 84円 | 取り扱いなし | |
50g以内 | 94円 | 120円 | 200円 |
100g以内 | 取り扱いなし | 140円 | 220円 |
150g以内 | 210円 | 300円 | |
250g以内 | 250円 | 350円 | |
500g以内 | 390円 | 510円 | |
1kg以内 | 580円 | 710円 | |
2kg以内 | 取り扱いなし | 1040円 | |
4kg以内 | 1350円 |
普通郵便は「定形郵便」「定形外郵便(規格内)」「定形外郵便(規格外)」に分かれています。
宅急便やゆうパックで送るような商品は「定形外郵便(規格外)」で送ることになり、上記の料金表で赤いマーカーで記したあたりが、よく使われる対象となります。
とりあえず「3辺合計90cm以内かつ1kg以内」の荷物であれば、定形外郵便(規格外)を利用することで、メルカリ便の宅急便やゆうパックよりもお得に発送できます。
60サイズ商品発送時の重量別送料比較表 | |||
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500g以内 | 1kg以内 | 2kg以内 | |
定形外郵便(規格外) | 510円 | 710円 | 1040円 |
宅急便(らくらくメルカリ便) | 750円 | ||
ゆうパック(ゆうゆうメルカリ便) | 770円 |
80サイズ商品発送時の重量別送料比較表 | |||
---|---|---|---|
500g以内 | 1kg以内 | 2kg以内 | |
定形外郵便(規格外) | 510円 | 710円 | 1040円 |
宅急便(らくらくメルカリ便) | 850円 | ||
ゆうパック(ゆうゆうメルカリ便) | 870円 |
100サイズ商品発送時の重量別送料比較表 | |||
---|---|---|---|
500g以内 | 1kg以内 | 2kg以内 | |
定形外郵便(規格外)※3辺合計81~90cm以内の商品に限る | 510円 | 710円 | 1040円 |
宅急便(らくらくメルカリ便) | 1050円 | ||
ゆうパック(ゆうゆうメルカリ便) | 1070円 |
加えて宅急便コンパクト・ゆうパケットプラスに関しても、厚みのある軽い商品なら安く発送できる場合もあります。
取り扱いサイズは100サイズ以内ではなく「長辺60cm以内・3辺合計90cm以内」で、追跡サービスや補償もないため、利用する際は気をつけましょう。
▼普通郵便(定形・定形外郵便)の特徴・使い方などの詳細は下記の記事をご覧ください
https://auction-monohertz.com/standard-pack
まとめ:値上げ後は「レターパックプラス」や「普通郵便(定形外郵便・規格外)」で送ると送料がお得です!
今回ご紹介した「レターパックプラス」も「普通郵便(定形外郵便・規格外)」も、サイズ&重さ制限や利用条件が厳しいですが、その分、メルカリ便値上げ後も安価で送ることができる配送方法です。
全ての商品に使えるわけではないのですが、メルカリ便の宅急便・ゆうパックを利用する商品であれば、発送前に検討してみると良いでしょう。
とはいえ、追跡サービスが標準で付いているのはレターパックプラスだけで、補償に関してはどれも付いていないため、利用する際には気をつけましょう。
ちなみに、配送方法を見直すのではなく、梱包に利用する資材を節約して、少しでも出費を減らすことも可能です。
▼節約&時短につながる梱包道具・梱包資材については、下記の記事をご覧ください