この記事では、洋服の梱包方法やそのコツについてを具体例とともにご紹介します。
洋服は、メルカリやヤフオク!などで定番の商品と言うくらいに大量に出品されています。
身近なもので不用品になりやすく破損の心配も少ないため、初めての方でも簡単に出品ができ、梱包・発送の基本も学びやすい商品と言えます。
しかし、誰でもできるがゆえに、出品作業に慣れてくるとサボったり手を抜いたりしがちです。
手を抜いて最低限の梱包すらしていない商品は、購入者が見たらすぐわかります。商品自体は高評価だとしても、出品者に対しては低評価を付けるでしょう。梱包が不十分だと、購入者としては残念な気持ちになりますからね。
そんな悲しいことにならないためにも、初めての方は梱包の基礎をしっかりと身につけるために、ベテラン出品者の方は改めて梱包による低評価を避けるために、この機会に基本的な梱包方法について具体的に学んでおきましょう。
そもそも洋服にはどんな種類があるの?
「洋服」は西洋服の略称ですが普段は単純に「服」と呼んで、自分の好みに合ったものを着ています。
洋服には実にたくさんの種類が存在します。たとえば、レディースファッションで思い浮かべてみましょう。
洋服を無理やりカテゴリ分けすると、トップス・アウター・ボトムス・ワンピースに分けることができますが、その1つをさらに細かく見ると種類の豊富さに驚きます。
例えばトップス。以下のようなものがありますが、これでもほんの一部でまだまだ挙げきれないほど種類があります。
- Tシャツ
- Yシャツ
- ポロシャツ
- ブラウス
- タンクトップ
- キャミソール
- カーディガン
- ベスト
- ニット
- パーカー
- スウェット
同じ洋服でも「カットソー」や「ノースリーブ」なんて呼ばれるものも含めたら、複雑になりすぎるので割愛しますが……。
アウターにしても「コート」「ジャケット」と一言でまとめることはできますが、デニム、レザー、羽毛、その他様々な生地や素材で作られていて、デザインもそれぞれ異なります。
さらに追加でインナーウェアも含んで数えたりすれば、それはもう膨大な数になってしまいます。
それぞれの洋服には、着る人の身長や体格にあわせてサイズがいくつか存在しますし、大人用だけでなく子供用の小さい服もあります。うーん、ファッションの世界は不思議で奥深い……。
このように「洋服」の種類の豊富さと定義の広さを確認したところで、今回の記事は「自分が日常生活で普段着るような洋服」をイメージしながら梱包方法についてをご覧ください。
なお、高級ブランドの洋服や素材が希少な服など、一部の特殊な洋服には充分に対応できないこともありますがご了承ください。
洋服の理想的な梱包の仕方とは?
衣類全般に言えることですが、梱包する時は「型崩れしないように優しく畳む」ことと、「水分・汚れ・臭いなどを通さない袋に入れる」ことを心掛けましょう。
また、梱包の定番である緩衝材は、今回はほとんど使わなくて大丈夫でしょう。柔らかい素材のものが多い洋服は、衝撃・振動による破損は滅多にありません。
そのため、厚さがそれほどないTシャツやYシャツ、ブラウスなどは封筒に入れて梱包することができます。もちろん、ゆうパケットポストや宅急便コンパクトの専用資材を使ってもOKです。
サイズの大きくなりやすいワンピースやアウターなどは、60サイズ以上の「大きいダンボール箱」に入れて発送することになるでしょう。
圧縮袋を使えば、サイズを小さくして配送料金を節約することもできます。ただし、事前に説明文で記載したり購入者の許可を得てから使わないと、取引後のクレームや低評価に繋がることもあります。圧縮袋を利用する際は、十分に気をつけましょう。
なお、購入者が届いた商品をすぐに着て確認ができるように、洋服に付いた汚れ・臭いなどは洗濯・クリーニングで落とし、必要であれば丁寧にアイロン掛けでシワを伸ばしておきましょう。
型崩れしないように優しく畳む
洋服は、特に難しいことを考えず自宅での保管時と同じように畳めばOKです。多少の折れ目やシワはできても、アイロン掛けで簡単に伸ばせます。
だからといって、畳まずに梱包するのは絶対に避けましょう。楽しみに待っていた商品がぐしゃぐしゃの状態だと、商品を受け取った購入者がガッカリします。
相手の顔が見えないフリマアプリやネットオークションでは、そうした梱包のひと手間に出品者の人柄が表れるため、サボらずにしっかり畳みましょう。
また、小さく畳みにくいボトムスやアウターなどは、きっちり畳むよりも丸めるイメージで梱包すると型崩れしにくくなります。
いずれの場合も、優しく丁寧に扱いましょう。
水分・汚れ・臭いなどを通さない袋に入れる
洋服は必ず、水分・汚れ・臭いなどを通さない袋に入れて梱包しましょう。
ほとんどの洋服は、試着程度でも皮脂・汗・化粧などの汚れや強い臭いも簡単に生地に染み付いてしまいます。見た目ではわかりにくく手入れを怠りやすいのですが、そのまま放置すれば確実に生地は傷みます。虫食いの被害に遭う可能性もあります。
また、色味の強いダンボール箱や紙袋に直接触れた状態で梱包すると、雨などによって付着した水分からでも色移りしてしまいます。
1枚袋に入れるだけでも上記の破損は防げます。面倒かもしれませんが、必ず袋に入れて梱包しましょう。
見本画像を真似して洋服を梱包してみよう
これから洋服の梱包方法について、下記の3つの例に分けて紹介します。その他洋服でも同じような流れで梱包することができます。
- Tシャツを透明袋(OPP袋)に入れて封筒で梱包する場合
- ダウンジャケットを袋に入れてダンボールで梱包する場合
- 洋服数点をまとめて圧縮袋に入れて、宅急便コンパクト・ゆうパケットプラスなどの専用箱で梱包をする場合
なお再度確認しますが、購入者が届いた商品をすぐに着て確認ができるように、洋服の洗濯やクリーニング、シワ伸ばしは梱包前に済ませておきましょう。
※例では見やすいガムテープで梱包していますが、実際には透明テープ(OPPテープ)を使用すると仕上がりが綺麗に見えます。
▼梱包に必要な道具&資材は、下記の記事を参考にあらかじめ揃えておきましょう。
https://auction-monohertz.com/recommended-packing-goods
Tシャツを透明袋(OPP袋)に入れて封筒で梱包する場合
まずは、Tシャツを綺麗に畳みましょう。
畳み方は自由ですが、正面がハッキリ見えるように畳むと見栄えがよくなります。
畳んだTシャツを袋に入れましょう。
ここでは見栄えの良いOPP袋を使用していますが、清潔な袋であれば何でもOKです。
テープでしっかりと留めて、封をしましょう。
できるだけコンパクトになるよう、テープで仮留めしながら……
隙間をなくすように、テープを貼っていきます。
これで、袋に封をすることができました。
ふせんなどに、ちょっとしたメッセージを書き添えると喜ばれます。
梱包した洋服が入る封筒を準備して、そのまま入れましょう。
封筒もしっかりとテープで封をしたら、Tシャツの梱包は完了です。
ダウンジャケットを袋に入れてダンボールで梱包する場合
まずは、ダウンジャケットを綺麗に畳みましょう。無理に畳むと型崩れしやすくなるため、丸めて梱包すると良いでしょう。
優しく丸めて、少しずつ空気を抜きながら畳みましょう。
汚れがつかないように袋で包みましょう。
清潔で大きめの袋であれば何でもOKです。クリーニング店からの返却時に付いていた袋を利用するとちょうど良いでしょう。
隙間ができないようにテープでしっかりと留めて、封をしましょう。
これで袋に封をすることができました。
ふせんなどに、ちょっとしたメッセージを書き添えると喜ばれます。
梱包したダウンジャケットが入るダンボール箱を準備して、中に入れましょう。
あとは、箱にテープでしっかり封をしたらダウンジャケットの梱包は完了です。
洋服数点をまとめて圧縮袋に入れて宅急便コンパクト・ゆうパケットプラスなどの専用箱で梱包をする場合
※圧縮袋を使用するとシワになりやすくなります。必ず、あらかじめ説明文に記載しておくか、購入者の了解をとってから圧縮袋を使いましょう
まずは、梱包する洋服を綺麗に畳みましょう。
利用する専用資材に入るように服の位置を調整しながら圧縮袋に詰めます。
圧縮袋の隙間をなくすように、しっかりと封をしましょう。
圧縮袋の開かないように気をつけながら、中の空気を抜きましょう。
形を整えて、宅急便コンパクトやゆうパケットプラスなどの専用資材の箱に入れましょう。
ふせんなどに、ちょっとしたメッセージを書き添えると喜ばれます。
箱にテープでしっかり封をしたら、圧縮袋を使った梱包は完了です。
洋服の梱包方法についてをまとめると……
- 型崩れや水分・汚れ・臭い対策をしっかりと行おう
- 梱包前には必ずシワ伸ばし&洗濯・クリーニングをしよう
- 綺麗に畳んだり丸めたりして袋に入れて梱包しよう
- 複数点まとめて梱包する場合は圧縮袋の使用がおすすめ
フリマアプリやネットオークションで販売されている商品の中でも、洋服は梱包が簡単で覚えやすく、初心者も挑戦しやすいジャンルの商品です。
季節ごとに新作が発売され続けていて、流行り廃りが激しい商品でもあります。もう着なくなった洋服があれば、気軽にとりあえず出品してみてはいかがでしょうか?
着古したり汚れの酷い洋服は難しいかもしれませんが、一度着ただけの新品に近い洋服は、試しにフリマアプリやネットオークションに出品してみましょう。状態やデザイン、サイズなどがピッタリな人に買ってもらえるかもしれません。
洋服を梱包した後は、なるべく早めに発送作業を行いましょう。
洋服の発送時におすすめの配送方法は、以下の記事で紹介していますのでご覧ください。