この記事では、ノートパソコン・デスクトップパソコンのおすすめ配送方法についてをご紹介します。
一口にパソコンと言っても、安価なノートパソコンから高額なゲーミングパソコンまで、性能も値段も様々ですが、どれも精密機器であることには変わりません。
送料の安さに重きを置くよりも、出品者・購入者双方とも安心して商品の受け渡しができることを重視して、信頼できる配送方法を選ぶと良いでしょう。
つまり、壊れやすいうえに繊細なパーツが多いパソコンの発送には、追跡サービスの付いているもの、万一の際でも充分に補償されることなどが必須条件となります。
パソコンの発送に適した配送方法は?
追跡サービスや補償制度などの、荷物の発送から受け取りまで安心できる配送方法を探すと、
- パソコン宅急便(ヤマト運輸)
- ゆうパック(日本郵便)
の2つがパソコンの発送に適した配送方法候補になります。2つとも紹介しますが、おすすめはパソコン宅急便です。
どちらの配送方法もメルカリやヤフオク!で利用できますが、パソコン宅急便を利用するための条件がいくつかあるため、これから詳しくご紹介します。検討中の方は必ず確認しておきましょう。
また、パソコンの梱包について不安がある方は、下記の記事もあわせてチェックしておきましょう。
https://auction-monohertz.com/packing-pc
パソコン宅急便とは?利用方法、料金、特徴など
基本的には、細かいサービス内容や補償、伝票などは通常の宅急便と同じですが、パソコンや関連機器の発送向けの宅急便ということで名前が異なります。
また、ヤマト運輸の営業所への持ち込み時や集荷時にその場で専用資材を購入すると、サービスドライバーによる梱包代行サービスが受けられるのが特徴です。
ちなみに、ヤマト運輸のパソコン宅急便を利用するためには、
- パソコン本体やプリンター・モニター・デジカメなどのPC周辺機器
- 縦・横・高さの3辺合計160cm以内・重さ25kg以内
- 購入時の箱で梱包されている(または専用資材『パソコン宅急便BOX』を購入)
などの決まりがあります。通常の宅急便と同じような規格ですが、特に気をつけたいのが3つ目の条件です。
発送手続きの段階で「購入時の箱での梱包」か「専用資材『パソコン宅急便BOX』による梱包」がされていないと、取り扱ってもらえなかったり補償が受けられなくなったりします。
パソコン宅急便の取り扱いサイズ・配送料金・その他特徴など
取り扱い可能サイズ
発送する荷物がパソコン本体やプリンター・モニター・デジカメなどのPC周辺機器であることを前提に、
- 縦・横・高さの3辺合計160cm以内
- 重さ25kg以内
の荷物を取り扱うことができます。
ただし、パソコン宅急便の専用資材を購入して発送する場合は、専用資材の箱の大きさが決まっている関係で、100サイズ・140サイズ・160サイズのいずれかで取り扱われます。
配送料金・基本運賃
パソコン宅急便の利用料金は「荷物の大きさ」と「荷物の発着地(都道府県)」によって決まる「サイズ制」で、通常の宅急便と同じです。
パソコン購入時の外箱がなく専用資材を購入する場合は、別途BOX代が掛かります(BOXの料金は下記の『その他特徴』で紹介しています)。
その他特徴
パソコン購入時の外箱がない顧客向けに、専用資材「パソコン宅急便BOX」というものを販売しています。
パソコン宅急便の利用条件として、発送するパソコンは「購入時の箱での梱包」か「専用資材『パソコン宅急便BOX』による梱包」がされている必要があります。
そのため、パソコン購入時の外箱がない場合は、専用資材「パソコン宅急便BOX」を購入して梱包・発送しましょう。専用資材は、営業所への持ち込み時や集荷時、または前もって営業所で購入することができます。
パソコン宅急便BOXは、ダンボール箱の中にヤマト運輸開発の専用資材と特殊フィルムで荷物を固定する方式で、大きさや耐重量の異なる6種類のBOXが提供されています。
専用資材名 | 料金(税込) | 有効内寸(取り扱い実サイズ) | 耐重量 |
パソコン宅急便BOX A | 670円 | 縦31cm×横36cm×高さ5cm(100) | 3kgまで |
パソコン宅急便BOX B | 1360円 | 縦42cm×横42cm×高さ24cm(140) | 15kgまで |
パソコン宅急便BOX C | 1360円 | 縦42cm×横66cm×高さ20cm(160) | 15kgまで |
パソコン宅急便BOX D | 1360円 | 縦42cm×横42cm×高さ46cm(160) | 20kgまで |
パソコン宅急便BOX E | 1360円 | 縦50cm×横50cm×高さ24cm(160) | 15kgまで |
パソコン宅急便BOX F | 1520円 | 縦55cm×横44cm×高さ23cm(160) | 15kgまで |
※BOXの料金は1梱包ごとの値段です
専用資材の料金には梱包代行のサービスも含まれているため、直営店への持ち込みや集荷の際には、セールスドライバーの方が丁寧に梱包をしてくれます。
パソコン宅急便での送り方・利用方法
パソコン宅急便は、
- 購入時の箱がある、または専用資材「パソコン宅急便BOX」を購入済みの場合
- 購入時の箱がなく専用資材「パソコン宅急便BOX」もない場合
- メルカリでパソコン宅急便を利用する場合
- ヤフオク!でパソコン宅急便を利用する場合
で、必要な物や準備しておくことが異なります。
購入時の箱がある、または専用資材「パソコン宅急便BOX」を購入済みの場合
購入時の箱に入れて梱包したパソコン、あらかじめ購入しておいたパソコン宅急便BOXに入れて梱包したパソコンは、コンビニや宅急便取扱店、ヤマト運輸の営業所、集荷などで発送手続きをしましょう。
送り状の作成方法や手続き方法、差し出し場所などは宅急便と同じですので、下記の記事をご覧ください。
https://auction-monohertz.com/yamato-takkyubin
購入時の箱がなく、専用資材「パソコン宅急便BOX」もない場合
パソコンを営業所への持ち込みや集荷の際に、その場でパソコン宅急便BOXを購入しましょう。
集荷の場合は前もってサービスドライバーに依頼しておくと、専用資材を持ってきてくれて、その場でパソコンを梱包してくれます。そのため、パソコンは電源やケーブルを抜いた状態にしておき、サービスドライバー到着後にすぐ梱包できる状態にしておきましょう。
送り状は通常の宅急便と同じものを利用します。
送り状の作成方法や手続き方法、差し出し場所などは宅急便と同じですので、下記の記事をご覧ください。
https://auction-monohertz.com/yamato-takkyubin
ちなみに、自作の箱での荷物の差し出しについてをヤマト営業所の方に問い合わせたところ、一応差し出し自体は可能ですが、配送中のトラブルによる紛失・破損があっても補償は一切受けられなくなるとのことでした。やはりパソコンの発送には、元々の箱や専用資材を使いましょう。
メルカリでパソコン宅急便を利用する場合
メルカリでもパソコン宅急便は利用可能ですが、梱包作業はすべて自分で完了させておきましょう。
メルカリ出品時に配送方法は「らくらくメルカリ便」を選択しておきましょう。
パソコンを、購入時の箱やあらかじめ購入した専用資材で梱包後、コンビニやヤマト運輸の営業所、集荷など好きな方法で手続きをしましょう。
ただし、最大サイズは160サイズ以内・25kg以内となるため気をつけましょう。
らくらくメルカリ便についての詳細や手続き方法などは、下記の記事をご覧ください。
https://auction-monohertz.com/raku-raku-mercari
ヤフオク!でパソコン宅急便を利用する場合
ヤフオク!でもパソコン宅急便は利用可能ですが、梱包作業はすべて自分で完了させておきましょう。
ヤフオク!出品時に配送方法は「おてがる配送(ヤマト運輸)の宅急便(EAZY)」を選択しておきましょう。
パソコンを、購入時の箱やあらかじめ購入した専用資材で梱包後、コンビニやヤマト運輸の営業所、集荷など好きな方法で手続きをしましょう。ただし、最大サイズは160サイズ以内・25kg以内となるため気をつけましょう。
おてがる配送(ヤマト運輸)についての詳細や手続き方法などは、下記の記事をご覧ください。
https://auction-monohertz.com/yahuneko-pack
ゆうパックの詳細・利用方法・配送料金など
ゆうパックでもパソコンの発送が可能です。
利用するメリットとしては、荷物の重さにかかわらず、大きさで料金が決まるため、小さくて重い荷物であればパソコン宅急便よりも格安で発送できることがあります。
デメリットとしては、ゆうパックはパソコン専用の配送方法ではないため、特別扱いはされず、他の荷物と同様の扱いになります。
ゆうパックについての詳細や手続き方法などは、下記の記事をご覧ください。
https://auction-monohertz.com/yu-pack
おすすめは、パソコンの発送に特化した「パソコン宅急便」
2つのサービスを比べると、利用料金ではゆうパックのほうが安く収まりますが、諸々のサービス内容や配送の確実性で考えると、ゆうパックよりもパソコン宅急便を利用したほうが良いでしょう。
安心して確実に荷物を届けたい場合は、ヤマト運輸のパソコン宅急便を選んでおけば間違いありません。
パソコン宅急便のメリット
- 購入時の箱をそのまま梱包して使える
- 発送に必要な専用資材を、荷物の大きさ・重さに合わせて購入することができる
- パソコンや周辺機器の配送を安心して任せられる
- 宅急便と利用感覚はほぼ同じ
パソコン宅急便のデメリット
- 購入時の箱、または専用資材がないと荷物を取り扱ってもらえない&補償が受けられない
- 専用資材には梱包作業量も含まれているが、少々高額
- 発送する荷物のサイズが大きくなりやすく、送料も高額になりやすい
- 初めて利用する人には、利用方法や規定が少々複雑でややこしい
パソコンの発送に適した配送方法についてまとめると……
- おすすめはヤマト運輸のパソコン宅急便
- パソコン宅急便利用時には、購入時の箱や専用資材で梱包しなければならない
- 小さくて重い荷物であれば、ゆうパックを利用する手もある
パソコン宅急便であれば、大切なパソコンの発送に安心して利用することができます。パソコン購入時の箱はあったほうが良いですが、たとえ無かったとしても専用資材を購入すればOKで、梱包代行サービスも付いているという、充実したサポートが魅力的です。
パソコン宅急便BOXの価格が670円~1520円と、少々高額になるのが気になりますが、ヤマト運輸のサービスドライバーが梱包をしてくれるので、サービス料が付加されていると考えれば値段相応かな、と思います。
とはいえ、購入時の箱を持っているなら、専用資材を購入する必要はありませんが、梱包はしっかりと行う必要があります。パソコンの梱包方法についての詳細は、下記の記事をご覧ください。わかりやすい見本画像付きで紹介しています。